2022年11月11日05時00分 / 提供:マイナビニュース
アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が主演を務めるテレビ朝日系新ドラマ『ハマる男に蹴りたい女』が2023年1月クール(毎週土曜23:00~)に放送されることが11日分かった。ヒロインは女優の関水渚が務める。
原作は『逃げるは恥だが役に立つ』『東京タラレバ娘』『パーフェクトワールド』などヒット作を生み出し続ける人気コミック誌『Kiss』(講談社)で連載中の天沢アキ氏による同名漫画。挫折した元エリートがひょんなことからレトロな下宿の管理人になり、最低最悪な出会いを果たした住人のズボラ女子に、振り回されながらも互いが気になり始める「人生の沼にハマッた元エリート管理人」×「ズボラお仕事女子」の素直になれない「オトナの一つ屋根の下ラブ」を描く。
役者としても活躍している藤ヶ谷だが、今作“#ハマ蹴り”がテレビ朝日のドラマ初主演。「お話をいただいて驚きましたが、今まであまり視野に入れていなかった“キュン”のジャンルに挑戦することで、面白いことに繋がるんじゃないかなと思いました。でも“キュン”って難しい(笑)!」と、“ラブコメ”ジャンルに飛び込んでいく心境を語りながらも、「応援してくださっているファンの皆さんは“キュン”が見たいと思ってくれているんじゃないか……というのもちょっとあって。きれいごとに聞こえるかもしれないんですけど、今まであまり視野に入れていなかった“キュン”のジャンルに挑戦することで、少しでもファンの皆さんに恩返しできたら」と出演を決意した思いを明かした。
そんな藤ヶ谷が演じるのは、ひょんなことからレトロな下宿の管理人となる大手飲料メーカーの元エリート社員・設楽紘一。商品開発を担当するエースで、料理上手な美人妻とタワマン暮らしをしているエリート街道まっしぐらだった紘一だが、上司の反感を買って事実上のリストラに。さらに離婚届を残して妻もいなくなってしまうという悲劇の連鎖に見舞われる。「リストラされるくらいなら」と自ら会社を辞めた紘一はレトロな下宿・銀星荘で住み込みの管理人として働くことになるが、そこで住人のズボラお仕事女子・西島いつかと出会う。やたらと突っかかられ、アゴでこき使われ、といつかに振り回されっぱなしの紘一だが、ある夜突然押し倒されてしまう。
オモテの顔はweb制作会社で働くキラキラのバリキャリ女子、その実態は超絶ズボラ女子というギャップの激しい銀星荘の住人・いつかを演じるのは関水渚。映画『町田くんの世界』(19年)で俳優デビューを果たし、「第62回ブルーリボン賞」をはじめ多数の新人賞を受賞後数々の話題作に出演、2023年には大河ドラマ『どうする家康』への出演も決定している。本作がラブコメ初挑戦となる関水は、「がっつり恋愛ものの作品にでたことがなくて、やってみたかったのでうれしいです」と喜びをあらわに。「結構グイグイ攻めて行くので、この役を自分がやるのかと思うと、おぉ……すごいなという感じです(笑)」と語った。
今作が初共演となる2人はビジュアル撮影の日に初対面を果たした。「初めまして」の挨拶を交わした直後に臨んだのは今回公開された大胆な密着ショット。関水が藤ヶ谷を押し倒して上に乗っかるというきわどい撮影に、最初はお互い照れくさそうでぎこちない様子だったが、「ネクタイを引っ張って!」「もっとシャツをはだけて!」、「関水さんが“あごクイ”してみましょう」と、飛び交う激しめの注文に応えているうちにだんだん打ち解けていく。藤ヶ谷が「お互いの呼び方を決めよう!」と声を掛けて緊張をほぐすひと幕も。撮影後藤ヶ谷は「いきなり距離の近い撮影をしたおかげで、すでにチームワークが出来上がったと思います(笑)」と笑顔を見せた。
■藤ヶ谷太輔(設楽紘一 役)
――本作に出演が決まった時のお気持ちは?
最近出させていただいた作品は、ちょっと重めのものが多かったんです。だから今回、お話をいただいた時は、なんで僕なんだろうって驚いたんですが(笑)、別のジャンルにトライすると面白いことに繋がるんじゃないかと思いました。あと、僕がやりたい役ややりたい作品って“キュン”がないので(笑)、応援してくださっているファンの皆さんは“キュン”が見たいと思ってくれているんじゃないか……というのもちょっとあって。きれいごとに聞こえるかもしれないんですけど、今まであまり視野に入れていなかった“キュン”のジャンルに挑戦することで、少しでもファンの皆さんに恩返しできたらいいなと思っています。
――原作を読んだ感想をお聞かせください。
実は僕、少女マンガを読んだことがないんです。今回初めて読んだので、“少女マンガの読み方”がわからなくて戸惑いました。いろんな方にお話を聞くと、「こういう展開がきたら、絶対ここから面白くなる」とかお約束のようなものがあるらしくて、それが全然わからなかったです(笑)。あと、個人的には、どういうところが読者の“キュン”に繋がるのかもよく分からなくて(笑)。男性は別にキュンとさせようとしてやっているわけじゃないけど、女性には響くのか……とか。まだまだ“キュン”って難しいなと思うことばかりなんですが(笑)、原作の雰囲気や良さはそのままに、チーム一丸となって、いいものをお届けできるよう頑張ります。
――“ラブコメ”というジャンルの本作に、どんな風に取り組もうと思っていますか?
コメディーってお芝居のジャンルの中でも、めちゃめちゃ難しいと思うんですよね。泣かせるパターンは無限にあるらしいんですけど、笑わせるのは数パターンしかないらしいんですよ。狙いに行きすぎてもスベるし……。さらにラブコメというあまり触れてこなかったジャンルなので、早めに感覚をつかみたいなと思っています。女性のスタッフさんがすごく多いので、今は「髪型はこれ」「衣装はこれ」と言われるがままにすべてを委ねています(笑)。それによって新しく見えてくることもあると思うので楽しみです。
――初共演となる関水渚さんの印象は?
40分ぐらいに前にお会いしたばかりで、いきなり距離の近い撮影をしたんです。その撮影では“あごクイ”をされるカットもあったんですよ。会ったばっかりの年上相手に“あごクイ”って気を遣いますよね? だから「お好きにどうぞ」という感じでお任せしたら、「先輩、失礼します!」って言いながらクイッとされました(笑)。ほかにもネクタイを引っ張れとか、シャツをはだけろとか、初対面で戸惑う僕たちとスタッフさんの温度差がすごかったです(笑)。でもそのおかげで、すでにチームワークが出来上がったと思います。お互いの呼び方を決めて、僕は「なぎちゃん」と呼ばせていただくことになりました。どの現場でもそうなんですけど、せっかく限られた時間の中でご一緒するわけですし、その作品でしか会えない方もいらっしゃるので、お互い気を使わずに楽しく撮影できたらいいなと思います。
――視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
この作品は、30代の仕事のポジションや、やらなきゃいけないことなど、リアリティーのある部分もたくさん含まれているドラマです。そういう会社員としてのリアルも描かれていますので、僕のように少女マンガ初心者の方にも楽しんでいただけると思います。今はまだまだ大変なことが多い状況ですけど、ドラマのオンエア中30分間は、いろんなことを忘れて気楽に楽しんでいただけたらうれしいです。ひょっとしたら、“この時間を楽しみに1週間頑張れる”なんてこともあるかもしれないですし、見てくださった方の心が少しでも軽くなったらいいな、と思います。
■関水渚(西島いつか 役)
――本作に出演が決まった時のお気持ちは?
がっつり恋愛モノの作品に出たことがないんですが、ずっとやってみたかったんです。だから、お話をいただいた時は、「私もラブコメができるんだ!」って、すごくうれしかったです。
――原作を読んだ感想をお聞かせください。
私が今まで読んできた少女マンガは、「好きだけど、私には叶わない相手だから……」みたいな感じのものが多くて、女子の方からグイグイ行く作品がなかったんです。だから、この原作を読んだ時は、「新しいな!」と思いました。いつかちゃんも結構グイグイ攻めて行きますし、“頭の中がお花畑”みたいになっていないので(笑)、男性でも読みやすいんじゃないかなと思いました。ただ、ドラマ化するにあたっては、自分がここまで攻めるのか、おぉ……すごいなって思いました(笑)。私は、原作を読んでいつかちゃんのことがすごく好きになったんです。共感する部分も多いし、似ていない部分も含めてすごく愛おしい女の子なんですよね。だから、その大好きないつかちゃんを大事に演じていきたいなと思います。
――本作がラブコメ初挑戦とのことですが、どんな風に取り組もうと思っていますか?
先日、仮の台本をいただいて、いつかちゃんの気持ちを読み解いたりしながら読ませていただいたんですが、今はラブコメということはあまり意識せず、いつも通りやってみようかなと作戦を立てているところです(笑)。でもたぶん、ラブコメのプロの方たちからしたら「もうちょっとこうした方がいい」など、いろいろな意見があると思うので、そういうのを教えていただきながら楽しくやっていけたらなって思ってます。
――初共演となる藤ヶ谷太輔さんの印象は?
芸能界の先輩です!「初めまして」ってご挨拶してすぐに距離の近い撮影をしたんですけど、本当に先輩が優しくて……ありがたいことに“たいちゃん”と呼ばせていただくことになりました(笑)。
――視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
いつかちゃんと設楽さんはなかなか素直になれるタイプじゃないから、“いろんなアクシデントが起きて、それによって距離が縮まっていく”ということをプロデューサーさんからお聞きしました。私もまだどうなっていくのか全然わからないんですが、たぶん視聴者の皆さんがキャーッってなるようなアクシデントが起こるんだと思います。皆さんに楽しんでいただけるように、私も全力で頑張ります!
■天沢アキ(原作)コメント
『ハマる男に蹴りたい女』のドラマ化が決定してうれしいです。私がTVで拝見していた藤ヶ谷さんはスマートで爽やかな印象なので、エリート人生から転落したちょっと情けない設楽をどう演じてくださるのかとても楽しみです。
関水さんもフレッシュな魅力あふれる方で、すごくかわいいいつかになりそうでワクワクしています。素敵なキャストやスタッフの方々によってどんなドラマになるのか今から放映が待ち遠しいです。