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6,000万画素のフロントカメラ! 最強自撮りスマホ、ファーウェイの「nova 10 Pro」の実力は?

2022年11月08日11時30分 / 提供:マイナビニュース

ファーウェイのスマートフォンと言えばカメラ性能に定評がありました。ファーウェイは海外では現在も年間数機種ながら新製品を投入していますが、novaシリーズの最上位モデル「nova 10 Pro」は他社のスマートフォンより圧倒的に高いカメラ性能を誇ります。背面を見ると装飾が目立つカメラのフレームが見えますが、nova 10 Proのカメラがすごいのは実はこのメインカメラではありません。

nova 10 Proの最大の特徴はフロントカメラ。フロントカメラが2つ並んでいるだけでも他社のスマートフォンには見られないデザインですが、メインのカメラは6,000万画素。スマートフォン背面のメインカメラですら多くのモデルが5,000万画素クラスであるのに対し、nova 10 Proはそれよりも高画質な6,000万画素を搭載しているのです。もともとnovaシリーズはセルフィー需要を意識したモデルとして登場しました。nova 10 Proは「究極のセルフィースマホ」と呼べる製品なのです。

nova 10 Proのスペックは、チップセットにSnapdragon 778Gを搭載し通信方式は4Gに対応。ディスプレイは6.78インチの2,652x1,200ピクセル。バッテリーは4,500mAhで100Wの超高速充電に対応しており、20分で満充電が可能とのこと。朝の忙しい時間でもフルに充電してから出かけられます。

そしてメインカメラは5,000万画素、ファーウェイの歴代のハイエンドフォン同様のRYYBセンサーでより多くの光を取り込み鮮やかな写真を撮影できます。さらに800万画素の超広角カメラと深度測定カメラも搭載、ワイドな風景からボケを効かせたポートレートまであらゆるシーンの撮影に対応できます。

一方、フロントカメラは6,000万画素と800万画素の光学2倍望遠を搭載。フロントカメラ画質がメインカメラよりも高いというスマートフォンはnova 10 Proくらいでしょうか。2倍の望遠カメラはフロント側でもポートレート撮影を可能にします。

さっそくフロントカメラを使ってセルフィーを撮り、メインカメラとの画質を比較してみました。nova 10 Proの本体サイズは164.2x74.5x7.9 mm、重さは190g。本体が薄いので片手でも楽に持てますし、200gを切っていて軽く感じます。フロントカメラで撮影中に手のひらを向ければ自動シャッターも切れるのでリモコンが無くとも楽にセルフィーが撮れるのは便利です。

標準設定で撮影した結果を比較してみました。フロントカメラで撮影すると美顔効果がかかるのはもちろん、全体的に明るい仕上げになります。一方メインカメラはやや暗めに写り、ここから若干の加工を加えた方が映える仕上がりとなります。自分の顔を写すのであれば他の人にnova 10 Proを渡して撮影してもらうより、自分でフロントカメラを使って撮影したほうがよさそうです。

フロントカメラの性能が高いということで顔以外も撮影してみました。室内を写してみたのですがフロントカメラ側は全体が明るめに写ります。やはりセルフィーにフォーカスした色調整がされているのでしょう。とはいえぱっと見るとフロントカメラで撮影しても悪くはない仕上がりです。

しかし写真の一部を拡大するとフロントカメラで撮影したほうは細かい部分が粗くなっています。これはメインカメラのほうがセンサーサイズが大きく明るいことから、円形の細かいところもしっかり写るわけです。風景などを撮るときはやはりメインカメラを使ったほうがいいでしょう。

フロントカメラは4Kの動画撮影にも対応するので、TicTokなどの「自撮り縦動画」を撮影するときもnova 10 Proならスマートフォンの前に立って一人で撮影することも可能です。ヨーロッパでの価格は730ユーロ(約10万7,000円)。ファーウェイのスマートフォンはGoogleサービスが入っていないとはいえ、自分撮りにここまでフォーカスした製品は他になく、グローバル市場で販売されています。日本での販売は難しいでしょうが、フロントカメラを強化した製品もこれからは受け入れられるのではないでしょうか?

富永彩乃+山根康宏 富永彩乃(とみなが あやの) ITジャーナリスト/自撮り端末研究家。日本や海外各国のIT事情、特に海外の最新スマートフォンやビデオコンテンツサービスに精通。海外展示会の取材も積極的にこなし、現地からライブ配信によるレポートや動画撮影・編集も自身で行っている。スマートフォン複数台を常に使いこなし、TVやメディアへの出演も多数。 公式サイト:https://ayanotominaga.com/ 山根康宏(やまねやすひろ) 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど活動の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から百万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1800台に達する。 公式サイト:http://www.hkyamane.com/ この著者の記事一覧はこちら

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