旬のトピック、最新ニュースのマピオンニュース。地図の確認も。

千鳥、目指すは“大漫才師” ノブ休養経て互いの大切さ実感! 大悟「ノブが柱」

2022年11月06日10時30分 / 提供:マイナビニュース

●目指すはスーパーテレビタレントではなく大漫才師
お笑いコンビ・千鳥が、11月19日に3年ぶりとなる単独ライブ「千鳥の大漫才2022」を東京国際フォーラムにて開催する。ライブに向けて新ネタを作っている最中だという千鳥にインタビューし、単独ライブへの思いや、“大漫才師”という目標について話を聞いた。ノブは今年、右椎骨動脈乖離を患い40日間休養。復帰したときに、観客の笑い声が聞ける舞台の仕事が何よりも大切だと改めて気づけたという。そして2人とも、相方の存在の大きさを感じたと、笑いを交えて語ってくれた。

――3年ぶりの「千鳥の大漫才」となりますが、お二人にとって単独ライブはどのようなものでしょうか。

ノブ:コロナでできない年もありましたが、22年前くらいから毎年やっているので、楽しみですし、新しい漫才を作る場所になっています。

大悟:ネタ番組にも出ていますが、そこまで出ていないので、ちゃんと漫才やっているよと。これをやらないとネタを作らなくなってしまうので、1年に1回はしんどいことをしようという感じですね。

――2014年から「千鳥の大漫才」というタイトルで続けていますが、このタイトルにした思いを改めて教えてください。

ノブ:何かで「大漫才師じゃ」みたいなことを言って2人で笑って、「千鳥の大漫才」でいいんじゃないかという感じになった気がします。「大漫才」って何してもよさそうじゃないですか。

大悟:「千鳥の漫才」だと漫才だけやるみたいになるし、ゆるい雰囲気も込みの「大漫才」に。

――すごい漫才師という意味での“大漫才師”も意識されているのかなと思っていました。

ノブ:それもありますね。中川家さんとか、海原やすよ ともこさんとかは大漫才師ですよね。僕らはまだそこには届いておらず、これからそうなりたいという思いも。

大悟:「漫才師が来た」ではなく、「大漫才師が来た」と言われるようにいつかなりたいなと。

――どうなったら自分たちは大漫才師だと胸を張れるようになるのでしょうか。

ノブ:NGK(なんばグランド花月)の入り口の木の看板になれたら大漫才師は近いのかなと。メッセンジャーさんやテンダラーさんはなっていて、我々はなっていないのでまだ大漫才師ではないのだと思います。

大悟:「大悟さんって何で飯を食っているんですか?」と聞かれたときに、もしかしたら「漫才」と言わずに「テレビ」と答えてしまうかもしれない。「漫才」って言った時に大漫才師に変わっているのかなと。大悟がネクタイしてないようじゃ、まだ大漫才師ではない。

ノブ:きれいなスーツを着て、2人ともネクタイ締めて、内容で笑かすというのが大漫才師。

――なるほど。テレビで大活躍ですが、いずれは劇場を増やしていく可能性も?

大悟:大漫才師になるためにはバランスは変えていくかもしれません。

ノブ:そうするかもしれませんし、40代になってこんなにテレビをやっていたら大漫才師にはなれないのかもしれない。

――目指したいのは、テレビでのトップではなく、大漫才師ということでしょうか?

2人:大漫才師です。

ノブ:吉本にいる限り、劇場がある限り。僕らは漫才師がテレビに出ているだけで、スーパーテレビタレントを目指したことはないので、その軸はずっと変わっていません。

●フリートークでネタ作り「とりあえずやってみてやな」
――ネタ作りについて伺いたいのですが、台本は書かず、大悟さんが思いついたことをしゃべって、ノブさんがツッコんで、それをまとめていくというのは昔からですか?

ノブ:そうです。台本を書いたのは1本目だけだと思います。19歳、20歳くらいのときにライブに出ることになってネタを作ることになって。ノートに俺が「どうもノブです」って書いて、大悟が「大悟です」って書いて、俺が「いや~大阪やな」って書いて、みたいなことをやった覚えがあります。でもなんか違う感じがして、そこからはフリートークで作っています。

――フリートークで作ったほうが面白いものが生まれるなと?

ノブ:そうですね。(大悟が台本を)書いて渡されてやったことが1回もないので、そうなったらもっといいのかもしれないですけど、フリートークで作っていくのが楽しいからいいのかなって。

――大悟さんは、書いて渡してみようと考えたことはありますか?

大悟:ないですけど、今ノブに言われて、書いて渡したほうが面白くなる可能性もあるかもしれないなと。やったことないから。でも、漫才がきっちりする反面、遊びの部分がなくなるかもしれないので、今のやり方が一番合っているのかなと思います。

――事前にある程度決めるけど、本番で遊べる部分も残しつつという感じでしょうか。

ノブ:そうですね。7、8割くらいのところで、これ以上固めても楽しくなくなりそうだなって。千鳥の中で「とりあえずやってみてやな」という謎の言葉があるんです(笑)。とりあえずやってみて、調整していき、劇場やテレビに持っていっています。

――本番も「やってみてやな」のところを残していますか?

大悟:今回はそういうことはないようにするつもりですが、「あそこのボケは、なんか言うわ」と言ったことは何回もあります。

ノブ:お互い信頼しているのというのもあると思うし、俺らは3、4時間以上ネタ作りで考えてもいいのが出ないんです。集中力が欠けてきて、飲みに行きたくなるし。そこで大悟が毎回「まあ、なんか考えて言うわ」って。そのまま本番を迎えたこともあります。

――決め決めではなく、そのゆるい感じが楽しいのでしょうか?

大悟:できてないだけですけど、(本番で)最初のツッコミを聞けるし、ノブもワシがなんて言うんだろうと思っているやろうし、その楽しみはあるかもしれません。

――でも今回の「大漫才」は事前にすべて固めるつもりだと。

大悟:今のところは。これを前日に言えているかどうかわかりません(笑)

●ノブ「お客さんの前でやることを大切に」復帰舞台で実感
――今年はノブさんが8月から9月にかけて40日間休養されましたが、休養したからこそ気づけたことや感じたことがありましたら教えてください。

ノブ:こんなに休んだことは初めてでしたが、あまり休みすぎるとダメだなと思いました。その前は少し休めたらいいなという思いがありましたが、いざ休むと5日くらいで飽きてくる。そこから働きたいという気持ちが強くなって、早く復帰したいと思っていたので、生粋の大漫才師なんやろうなと(笑)

――大漫才師になりつつあるわけですね!

ノブ:そうですね。あと、テレビから復帰して、その3日後くらいに大阪の「LIVE STAND」で舞台復帰したんですけど、めちゃくちゃうれしかったです。大喜利ライブがめちゃめちゃ楽しくて、結局俺らはお客さんの前でやるものの方がうれしいんだなと。お客さんの前で笑い声を聞いてやらないとダメだなと本当に思いました。

――大切なことを改めて実感され、その後、仕事との向き合い方など変化はありましたか?

ノブ:この前もNGKで3ステージお客さんの前でやりましたが、めちゃめちゃ楽しかったです。テレビもやらせてもらっていますが、お客さんの前でやることを大切にしたいなと改めて思いました。

――ノブさんの休養期間中、大悟さんは1人で頑張られていましたが、テレビ番組で「しんどくなってきた」と吐露されたことも。試練の40日間になりましたか?

大悟:そうですね。いろんな人が出演してくれましたが、全部が特番みたいな感じで。そう考えたら、ノブが柱やったんやなって。その柱の周りを走り回っていたんがワシ。走り回る柱がないから走り方がわからなくなりました。

ノブ:ダサッ! なんなんそれ(笑)

大悟:ノブという柱(笑)。軸があったほうがやりやすいと感じました。

ノブ:そういわれるとプレッシャーですね。休養中、見ていましたけど、東野(幸治)さんとか麒麟の川島(明)さんとか、大柱の周りを走っていましたよ。それ見て、頑張らないとなと思いました。

――自分が本当の柱だぞと。

ノブ:柱論で言うと(笑)。柱の自覚は持ってなかったですけど、持たないとなと思いました。

――大悟さんも、ノブさん復帰後、2人でテレビや舞台に立てたときは相当喜びが?

大悟:そうですね。

――ノブさん同様、お客さんの前にした舞台の楽しさが一番なのでしょうか。

大悟:いろいろやらせてもらっていますが、一番自由度が高いのは漫才。スベったら2人の責任というだけなので、センターマイクという柱の周りを2人で自由に走り回れる。

ノブ:ダサいなあ(笑)。何か柱系の……『鬼滅の刃』でも読み出したんか!?

大悟:笑い柱(笑)

ノブ:なんやそれ!

――ノブさんが笑い柱だとすると、大悟さんは?(笑)

大悟:猪かな。伊之大(笑)

ノブ:『鬼滅』の影響を受けすぎちゃっているようで、心配です(笑)

――ノブさんの休養期間を経て、お二人の関係に何か変化はありましたか?

ノブ:大悟はぶっきらぼうで、プライベートのことも一切しゃべらないですけど、復帰した初日、40日ぶりに会ったときに、俺の楽屋に来て「大丈夫やった?」って。俺も「ああ大丈夫。ごめんな」みたいな。お互い照れながら顔を真っ赤にしてしゃべっていたときに、心配もするんやって思いました。照れくさかったです。

――ノブさんも大悟さんの存在の大きさを感じましたか?

ノブ:それはそうですね。

――大悟さんは、関係性の変化を感じることは?

大悟:ずっと一緒なので、変わらないですかね。いまだに15歳のときのノブにも見えるというか、変わってないなと。

――友達のときの感覚もいまだにあると。

大悟:どこかにあるんでしょうね。

●「大漫才」で「大笑いしてほしい」 オンライン配信も
――お二人の絆を感じたところで、改めて「千鳥の大漫才2022」についてお話を伺いたいのですが、今回「大漫才」初のオンライン配信もされるんですよね。

ノブ:スケジュールの都合でどうしても東京で1DAYしかできなくて。地方の方にも、チケットが取れなかった方にも見てもらいたいということで、オンライン配信もすることになりました。オンラインだと顔の表情がしっかり見えるのかなと思います。

――これまでも数々の千鳥さんグッズを手がけてきたネゴシックスさんがデザインしたアクリルスマホスタンド付きのチケットも発売中ですが、スマホスタンドの仕上がりを見ていかがでしょうか?

大悟:2人の好きなものが描かれていて、ノブはゴルフとか、ワシはたばこ、レモンサワー、パンティーとか(笑)。あと、『いろはに千鳥』のシロクマ帽子もありますね。

ノブ: パズルのピースも。かわいらしいですよね。ここにスマホを置いて俺らのライブを見てほしいです。置いていないときはインテリアとして。

――お二人も家に置きたいですか?

2人:置きたいです。

ノブ:ほんまに置くんちゃうかな。スマホでゴルフとかいろいろ見るので。

――最後にファンの方にメッセージをお願いします。

ノブ:3年ぶりに「大漫才」ができるということで、大笑いしていただける準備が整いつつあるので、楽しんでもらいたいです。

大悟:笑ってもらおうと思って一生懸命作っているライブですから、ノブが帰ってきて感極まるのもわかりますが、1回それ忘れてもらって、泣きに来るのではなく、笑いに来てほしいと思います。

ノブ:誰も感極まらん! そのテンションでいったらスベるで(笑)

大悟:ぜひ大声で笑っていただけたらと思います(笑)

■千鳥
高校の同級生である大悟(1980年3月25日生まれ、岡山県出身)とノブ(1979年12月30日生まれ、岡山県出身)によるお笑いコンビ。2000年7月結成。岡山弁を駆使したしゃべくり漫才が武器。2012年に東京に進出し、全国区の人気者に。『テレビ千鳥』(テレビ朝日)、『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ)、『千鳥かまいたちアワー』(日本テレビ)など、多くの冠番組やレギュラー番組に出演している。

■「千鳥の大漫才2022」
11月19日に東京国際フォーラム ホールCにて開催。新作漫才に加え、3年ぶりに大悟発案オリジナル芝居「大悟道」も実施する。会場チケットは完売。オンラインチケットは11月26日12時まで発売。オリジナルアクリルスマホスタンド付チケットも同期間発売するが、11月7日までに購入すると視聴期間最終日の11月26日までに到着予定。

続きを読む ]

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ネタ・コラムカテゴリのその他の記事

地図を探す

今すぐ地図を見る

地図サービス

コンテンツ

電話帳

マピオンニュース ページ上部へ戻る