2022年11月04日09時31分 / 提供:マイナビニュース
Connectivity Standards Alliance(CSA)が11月3日に、スマートホームの相互運用規格「Matter」に対応する製品のローンチイベントをオランダのアムステルダムで開催した。10月4日に「Matter 1.0」仕様と認定プログラムをリリースしてから約1カ月。190製品が認定を受けており、イベントではメンバー企業が、スマート電球、スマートサーモスタット/空調コントロール、スマートプラグ、スマートロック、ゲートウェイといったMatter対応デバイスを披露。規格開発から規格採用への順調な移行をアピールした。
プラットフォームやメーカー独自の規格が林立するスマートホーム機器市場において、様々なデバイスやソフトウェアの互換性を確保し、相互運用性の向上させることを目的に、2019年にAmazon、Apple、Googleといったスマートホーム機器に関わる主な企業が参画してMatterが発足した。当初は2021年後半に最初の対応デバイス認証が行われる見通しだったが、新型コロナ禍の影響とプログラムの規模拡大から開発・準備期間が延長され、今年10月にMatter 1.0仕様のリリースが実現した。CSAによると、Matter 1.0のリリースからこれまでに仕様が4,400回、Matterのソフトウェア開発キット(SDK)が2,500回ダウンロードされた。また、リリース後に20社が新たにアライアンスに加わった。
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