2022年11月04日00時00分 / 提供:マイナビニュース
筆者は常にウィンドウモードでPCゲームをプレイしてきた。その理由はタスクバーのピン留めアプリや、通知領域のアイコンが示す通知を見逃さないためである。
特にタスクバーを別ディスプレイへ移動できないWindows 11でフルスクリーンは致命傷。メールや各種メッセンジャーの連絡を、タブレットやスマホで気付くありさまだ。
そんな状況で注目していたのが、ウィンドウゲームの最適化。Windows 11 バージョン22H2の新機能だが、ヘルプページによれば、DirectX 10/11の新たなフリップモデルプレゼンテーションを使用して、描画性能を向上させるという。
前提としてPCゲーム側の対応が必要ながらも、フレームレートの向上やゲーム内の設定を有効にできるそうだ。ただ、本機能の既定は無効のため、恩恵を受けるには以下の操作を実行する。
正直なところ有用性は不明だ。デスクトップPCにはGPUとしてGeForce RTX 3000番台を積んでいるが、ディスプレイはHDR未対応。何本かPCゲームをプレイしてみたが、明確な違いは確認できなかった。
万が一、PCゲームの描画が乱れるなどトラブルが発生した場合は、アプリ単位でウィンドウゲームの最適化を無効にすればよい。筆者はしばらくの間、有効にしたままPCを使ってみよう。
著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら