2022年11月02日17時18分 / 提供:マイナビニュース
米内務省内にある、野生動物の保護管理を専門に行う組織・魚類野生生物局(FWS)は現地時間10月25日、コウテイペンギンを絶滅危惧種に指定することを発表した。地球温暖化による南極の海氷減少が予測されることを受けてののものだ。
コウテイペンギンは、18種類いるペンギンのうち、もっとも背が高く、もっとも体重の重い種。目の周りの白い輪が特徴のアデリーペンギンとともに、南極大陸に生息する唯一のペンギンだ。これらの種にとって海氷は生活に必要不可欠だ。海氷はペンギンにとって、繁殖しヒナを育てたり、外敵から逃れる場所であったりする。しかし、二酸化炭素の排出量が増加するにつれて、地球温暖化が進行し、それに伴って海氷は縮小してしまう。海氷が縮小すれば、コウテイペンギンなど海氷で生活する種にとって脅威となる。
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