旬のトピック、最新ニュースのマピオンニュース。地図の確認も。

北海道の大パノラマに癒される「界 ポロト」だけの感動体験

2022年11月19日09時30分 / 提供:マイナビニュース


1914年に軽井沢で温泉旅館を開業し、2022年で108年の歴史を数える星野リゾート。「旅を楽しくする」をテーマに、「星のや」「界」「リゾナーレ」「OMO(おも)」「BEB(ベブ)」のサブブランドを展開し、2022年11月以降は新たに7施設をオープン予定です。今回はそんな新しいワクワクを生み出し続ける星野リゾートに注目! 今こそチェックしたい話題の施設を深掘りしていきます。

第12回目は、2022年1月、北海道白老町にオープンした「界 ポロト」。全42室、すべてがポロト湖ビュー。英国の権威ある雑誌でベストデザイン賞を受賞した宿の(アイコン的存在)"とんがり湯小屋"は、まるで絵本から飛び出してきたような可愛らさがあります。さらに注目は、星野リゾート初となるモール泉。北海道の雄大な景色とともに、紅茶色のとろとろ温泉に癒やされます。

唯一無二の魅力があふれる「界 ポロト」。1泊2日の滞在で、オンリーワンの感動体験が目白押し!

→「OMO5小樽」の記事を読む
■絵本の世界のような建築美を楽しむ

新千歳空港から車で約40分。札幌駅からだと電車で約1時間。太平洋に面したのどかな田舎町・白老(しらおい)に「界 ポロト」はあります。

エントランスをくぐると、一気に町の喧騒が消えて森の奥に迷い込んだよう……。エントランスやプロムナード、さらにロビーラウンジに至るまで、白く美しいシラカバが林立。シックなインテリアにシラカバが映え、北海道らしい景観をつくりだしています。

白老はかつてアイヌの集落があった町。「界 ポロト」に隣接する、日本最大のアイヌ文化を紹介する施設「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が立地する白老町と連携をとりながら、 アイヌ文化やアイヌ民族の人々の精神性に触れられる温泉旅館として、2022年1月にオープンしました。

「界 ポロト」のシンボリック的な建物が、アイヌ建築を取り入れた"とんがり湯小屋"。これは、円すい状に造られた浴場。「△湯(さんかくのゆ)」という名前がついています。

「界 ポロト」は、2022年9月、英国でベストデザイン賞を受賞。これまで見たことがないような斬新なフォルムに、ドキドキ……! 大人の好奇心をくすぐる、まさに"ワクワクする建築"です。

ウエルカムドリンクには、2種類のお茶が出されます。そのうち一つが、アイヌ伝統のシソ科のお茶「エント茶」。アイヌの人たちは、このお茶の香りを「病魔を遠ざける」効果があるとして普段からよく飲んでいたそう。

実際に飲んでみると、最初は「ん? ん? この香りは何?」と驚きますが、慣れてくるとハーブのような香りと清涼感があっておいしい!
■北海道遺産のモール温泉に浸る

「エント茶」で体を温めたら、次は温泉で体をぽかぽかにする番!

アイヌの伝統建築技法を採用した「△湯」は、その名前の通り三角形がいっぱい。建物も、天井も、のれんも三角形だらけ。よーく見ると床に小さな三角形もあり、隠れミッキーならぬ"隠れ三角形"を探したくなります。

中に入ると、大きく切り取られた三角形の窓が。窓の向こうにはポロト湖が広がり、手を伸ばせばとどきそう……! 日頃のストレスも小さな悩みもスッと消し去ってくれそうな絶景です。

温泉好きにとって、一番の楽しみが北海道遺産に認定された「モール温泉」に入れること。「モール温泉」とは、長い間蓄積された植物など有機物を含んだ温泉。浸かればpH7.8のとろんとした湯が肌を包み込み、湯上がりの肌をつるつるにしてくれます。

さらに、メタけい酸の量が227mgと既定値の4倍以上(温泉1kgあたり50mg以上で、美肌の効果あり)! 心も体も癒されてキレイになれる温泉です。

「△湯」の内風呂はうす暗く、洞窟のような造り。奥に三角形のトンネルがあり一歩、また一歩、進んでいくと……。

視界が一気に開け、壮大な絶景が目の前に。とくに男性側の露天風呂は、ゆるゆると景色を眺められる最高のロケーション! 浴槽の縁がないため、ポロト湖とつながっているような一体感を感じられます。

一方、女性側の露天風呂は目隠し用のアシの隙間から、ポロト湖を望む設計。吹き抜ける風を感じながら、周囲の自然と溶け込むような気分を味わえます。

温泉についてもっと詳しく知りたい人は、16時からとんがり湯小屋の湯小屋で行われる「うるはし現代湯治」に参加しましょう。

これは、スタッフが「界の湯守り」としておすすめの入浴法や泉質について解説してくれるもの。ディープなモール温泉を知るのに役立ちます。
■ずっといたくなる、ポロト湖ビューの絶景客室

客室は全4タイプ。どの部屋も共通しているのは、ポロト湖を一望できること! ぬくぬくとしたお部屋で過ごし、ポロト湖を眺めてゆったりくつろぐ……。広大なポロト湖を眺めていると、心までのびのびと大きくしてくれそうです。

限定3室の特別室には、テラスに専用露天風呂が。屋根付きだから、雨や日差しをさえぎってくれて快適。ざぶんと浸かれば、青い湖と空と一つになれます。

昼は雄大な景色をながめてゆったりと。夜はモール泉にじっくり浸かって疲れを癒やす。温泉好きにはたまらない、絶景おこもりが叶います。

客室にもアイヌ文化がさり気なく見え隠れ。インテリアは、アイヌの人たちが暮らす家「チセ」をイメージしており、炉を想起させるテーブルやアイヌ文様を施したクッションを取り入れるなど、「界 ポロト」ならではの空間になっています。

また色味がシックで落ち着いた雰囲気で、ゆったりと心と体を休ませられます。


■可愛く心癒やされるオンリーワンの夕食

お楽しみの夕食は「熊で始まり、熊で終わる」オンリーワンの会席です。「え、どういうこと?」と思われた方は、ぜひ写真を見てみてください。

なんと先付けとして運ばれたのは、アイヌ民族が「山の神」として親しんだ熊をモチーフにした器。手作りのため一つひとつ表情が異なる点にも注目です。

この日の先付けは、山わさびがアクセントのイクラとウニをのせた「馬鈴薯海宝盛り」。

北海道の美食とアイヌ文化のすてきな融合は続きます。

お次は、アイヌ民族が交易の際に使った舟をデザインした器にのって、宝楽盛りが登場。舟の中には、ボタンエビやウニ、なまこポン酢など海の幸が盛り付けられています。どれも鮮度抜群でぷりぷりとした食感。ついお酒が進んでしまいそう!

そして特別会席で味わえるのは、ブイヤベース風の「毛蟹と帆立貝の醍醐鍋」。口にふくむと、魚介の出汁が広がり、毛ガニとホタテのうまみがたっぷり。シメはごはんとチーズを加えて、リゾット風に。さまざまな食材の風味がしみ込んだご飯は、濃厚で感動のおいしさです。

デザート「北のブランマンジェ」は、なんとバケツ入り! もっちりとろけるおいしさのブランマンジェは、濃厚で口当たりなめらか……。ハスカップラベンダーソースで味変すると、お腹がいっぱいなのにエンドレスで食べられます。

そして、デザートと一緒に運ばれてきた、熊の足跡入りの湯呑みにもほっこり。最後のひと口までおいしく癒されます。
■世界にひとつのアイヌ民族の魔除け作り

ここでぜひ体験してほしいのが、無料で参加できる伝統文化体験"ご当地楽"の「イケマと花香の魔除けづくり」。

これは、アイヌの人たちが魔除けとして身につけていたお守りを作るというもの。ロビーに置かれた"時間入りの木札"が予約代わり(早いもの勝ちなので注意して!)。木札は各回10枚、所要時間は約20分です。

時間がきたら暖炉を囲むパブリックスペースに集合。ゆっくりと炎を眺めながら体験できるので、深い集中とリラックスした時間を過ごせます。

ちなみに、「イケマ」とはアイヌ語で「神の足」の意味。花を咲かせる蔓性植物で、根っこの部分をお守りとして使います。

イケマと一緒にお守り袋に入れるのは、コーンフラワーやシラカバの葉などの3種類のハーブ。好きな組み合わせでイケマと一緒に入れ、世界に一つだけのお守りを作っていきます。

聞けば、茶色く色づいた結び糸は、モール温泉とイタドリ茶を使って染め上げたのだとか。ここまでこだわったお守りを作れるなんて(しかも無料で!)、嬉しいですよね。

完成したお守りは、うっすら中のハーブが透けてみえてかわいい。何より作る楽しさを味わえて、達成感もひとしおです。

ちなみに、筆者は今も大切にお守りを持ち歩いていますが、つねに悪いものブロックしてくれる気がして心強い支えになっています。
■アイヌのお鍋が朝ごはん!?

朝もモール温泉にゆっくり浸かって、のんびり朝ごはん。ほっこり温まる和朝食は、アイヌ民族の伝統的な鍋料理「オハウ」をメインにしたここでしか味わえないラインナップです。

ほかほかと湯気を立てる「鮭とじゃがいものすり流し鍋」は、豆乳や白味噌がベース。じゃがいもをすりおろして加えているため、とろ~り奥深い味わいになっています。

滋味深いお鍋は、体に優しいおいしさ。しっかりお腹を満たし、心までふわっと軽やかにしてくれますよ。

アイヌ文化に触れながら絶景客室で羽根を休め、モール温泉でリフレッシュ。「界 ポロト」だけの感動体験をぜひ味わってみてください。

■Information
「界 ポロト」
【場所】北海道白老郡白老町若草町1-1018-94

続きを読む ]

このエントリーをはてなブックマークに追加

ネタ・コラムカテゴリのその他の記事

地図を探す

今すぐ地図を見る

地図サービス

コンテンツ

電話帳

マピオンニュース ページ上部へ戻る