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6割が「経営者のメッセージに納得できないが理解したフリ」-忖度した理由は?

2022年11月04日07時00分 / 提供:マイナビニュース

レンズアソシエイツは11月1日、トップメッセージへの「忖度」に関する実態調査の結果を発表した。同調査は10月21日~23日、経営者から発信されているトップメッセージに納得していない、従業員数100名以上の企業の一般社員107名を対象に、インターネットで実施した。

経営者から発信されているトップメッセージに納得していない理由を尋ねたところ、「現場のことを理解していないように感じるから」(61.7%)が最も多く、「時代の流れにあっていない方向性だと思うから」(37.4%)、「方向性が間違っているように感じるから」(23.4%)と続いた。

トップメッセージが腑に落ちていないのに、理解したフリ(忖度)をしていることはあるか聞くと、57.0%が「かなりある」「ややある」と答えた。

理解したフリ(忖度)を「かなりある」「ややある」と回答した人に、その理由を尋ねると、57.4%が「理解したフリ(忖度)をした方が楽だから」、52.5%「どうせ自分の意見を伝えても無駄だから」、32.8%が「同僚/上司もみんな理解したフリ(忖度)をしているから」と答えた。

そのほか、トップメッセージが腑に落ちていないのに理解したフリ(忖度)をしている理由を自由回答で答えてもらったところ、「反発すると遠隔地への異動を命じてくる例があったので」「クビになりたくないから」「言っても俺が正しいと言いくるめられそうだから」「一個人が反発したところで揉み消されて終わりだから」などの回答が集まった。

経営者に対して、リクエストしたいことを聞くと、「お客様満足度を上げたいならば、現場の社員の満足度をまず上げるべき」「最新の情報、社会に目を向けてほしい」「もっと現場に赴いて、現場の人間の動きを見たり、聞いたりしてほしい」といったコメントが寄せられた。

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