2022年11月02日11時47分 / 提供:マイナビニュース
ALSOKは11月1日、自動車運送事業者が運行の安全を確保するために法令で義務付けられている「点呼業務」をリモートで実施可能にする「遠隔点呼導入支援ソリューション」を、バス、タクシー、トラック事業者向けに提供開始した。「遠隔点呼」に必要な機器・システム一式のレンタル提供による初期費用の軽減を可能にしたほか、勤怠管理や車両鍵管理のオプションも用意する。
遠隔点呼システムとして「e点呼PRO(東海電子製)」を用意するほか、満たすべき要件の1つである全身撮影用のカメラも防犯カメラとして使用している高品質なものを用意するという。
遠隔点呼システムはレンタル利用も可能なため、導入費用の平準化が可能。なお、血圧計・体温計等の一部機器や点呼に使用するPCは利用者が用意する必要がある。
より厳密な管理を希望する場合、点呼終了後に遠隔で車両鍵の保管箱を開放する仕組みやドライバーの勤怠管理等ができるオプションを提案する。また、「遠隔点呼制度」の利用に必要な地方運輸局(支局等)への申請の際の書類などはALSOKが準備をサポートするということだ。
「遠隔点呼導入支援ソリューション」のモデル価格は、点呼をする側と点呼を受ける側の拠点数が1対1、健康状態の把握に体温計を利用、IC免許証リーダー無しの場合でレンタル費用が月額16,874円(レンタル品:遠隔点呼システム、モニターカメラ、マイク、スピーカー、アルコール検知器)、保守料、システム利用料が年額319,000円。このほか、指定スペックを満たすPC(各自準備)、全身撮影用カメラ、体温計、消耗品類の購入費用がかかる(レンタル対象外)。