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光る静かなキーボードが欲しくて「Pulsar Gaming Gears PCMK JIS TKL」を買った話

2022年11月05日07時00分 / 提供:マイナビニュース

ずっと無意識下にあった「ゲーミングキーボードが欲しい……」という静かな欲求がついにあふれ出し、Pulsar Gaming Gears「PCMK JIS TKL Keyboard Barebone(以下、PCMK JIS TKL)」を購入しました。これが期待を超えてあまりに素晴らしい製品だったので、不慣れながらキーボードをレビュー。編集・記者かつFPSゲーマーの筆者から、製品についてお送りします。

光れよ、キーボード

いきなりやや話がそれますが、デジタル関連メディアにいると気になるのは「ゲーミングデバイスは光るからなあ」という同業者から聞こえてくる声。文字入力が業務のかなり大きな割合を占めていることもあり、キーボードへのこだわりが並々ならぬ人がたくさんいます。ノートPCのレビューでは、もはやキーボードの使い心地こそが製品全体で最重要視されているのではと感じることもあるレベル。

そんな偉大な先輩方にとって、光るキーボードは邪道だそう。しかし筆者は「FPSゲーマーであることが先、編集記者の仕事は後」の順で生きてきたので、あまり光らないことへの執着がありません。それどころか、ASUSのゲーミングキーボードをいくつか試していくなかで、とても魅力的に感じるようになりました。

ところが、いざ買うために製品を探してみると、筆者が求める条件を満たすゲーミングキーボードはなかなか見当たりませんでした。そうしてゲーミングキーボードを購入したいという欲求は水面下へと押しやられ、今日までFILCO「Majestouch 2 S CHERRY MX SILENT」を愛用してきたというわけ。ちなみに下の画像で使われているキーキャップはこれです(関連記事)。

しかし、今回筆者が選んだPulsar Gaming Gears「PCMK JIS TKL Keyboard Barebone」はすべての条件を満たす、理想的な仕様に仕上がっていました。だいぶ横道にそれましたが、筆者が要求する条件とキーボードの仕様を照らし合わせて、ご紹介しようと思います。
静かであれよ、打鍵音

まず必ず満たすべき最重要な条件として、打鍵音が静かであることが挙げられます。昨今のゲーミングキーボードは超高速応答に対応する光学スイッチの採用が多く、静かなものを探し始めた時点で大部分の製品が脱落していきます。リニア型スイッチ採用モデルでも底打ち音が結構大きく、なかなか条件を満たしません。

ところが、このPCMK JIS TKLは購入時にスイッチのカスタマイズに対応しています。ラインナップもかなり幅広く、Kailh製とGateron製から好みのものを選択可能。筆者が特に重視する静音性も、Kailh「Midnight LINEAR」軸を選択して実現できました。さらに、フレームに高密度のポリマーダンパーを内蔵したことで雑音や振動音が排除されている点もポイント。製品ページによると、より静かでクリアなタイピングが行えるとあります。

ちなみに、Midnight LINEARスイッチそのものの主な仕様としてはリニアタイプで、押下圧は40g。アクチュエーションポイントは1.9mm±0.4mm、7,000万回の打鍵に耐える耐久性を備えています。トップハウジングとボトムハウジングにそれぞれラバー製のダンパーを搭載し、静音性に配慮したスイッチに仕上げられています。
慣れているJIS配列/テンキーレスじゃないと嫌だ

さらに必須級の条件として、JIS配列(日本語配列)かつテンキーレス(TKL)であることも極めて重要です。筆者にとって英語配列やテンキーは不必要。日本語配列に慣れており、テンキーはFPSゲームでマウスを大きく動かすときに邪魔になります。ここも割とネックで、海外のゲーミングデバイスメーカーには日本語配列モデルがなかったり、あってもレイアウトが微妙だったりすることがあります。

しかし、PCMK JIS TKLは筆者好みの「JIS」に加えて、さらに「US/ANSI」「JIS」「60%」からも選択可能。いずれも一般的なレイアウトで、日本語配列もばっちり。海外ゲーミングデバイスメーカー製の、やや変則的な日本語配列に苦しめられる必要はありません。
御託はもういい、実機をチェックだ!

そう、ここまで読んできてお気づきの方もいるかもしれませんが、実は購入時にかなり自由にカスタマイズして購入できる特殊な製品。本来ベアボーンとして販売されている自作キーボードがベースの製品で、この自由度によって筆者の難癖のような条件も満たすことができたというわけ。ここからは実際に届いた製品の実機を紹介します。

今回購入した個体は「テンキーレス」「JIS配列」仕様で、スイッチは「[KAILH] Midnight LINEAR」。カラーはフレームに「白」、キーキャップは「黒」を選択しました。ベアボーン仕様のパーツとしてバラバラに購入することもできますが、Pulsar専任スタッフの組み立てオプション(1,000円)を追加して、完成品として購入しました。

肝心の打鍵感ですが、もはや“本当に上質”としか言いようがなく、これまで愛用してきたCherry MXサイレント軸(ピンク軸)とは比べ物になりません。Midnight LINEARスイッチは製造時に1つずつルブ(潤滑)が行われており、指を置いた瞬間から底打ちするまでの押下が極めてなめらか。擬態語で表現するとすれば「スコスコスコ」というような摩擦感すらまったくなく、指の腹がポンと当たる印象から「ポコポコポコ」と打鍵していけるようなフィーリングです。

個人的に、特に素晴らしく感じたのがシフトキーやスペースキー。Majestouchではスタビライザーで安定した動作を実現していましたが、押したときの「ガチャン」というノイズが耳障りでした。PCMK JIS TKLではダンパーを備えて安定した動作と静音性を両立しており、押したときの感触も最高。ゲームでスライディングとジャンプを繰り返したり、歩きとダッシュを切り替えたりするたびに良さを実感できます。

ちなみに底面は中身が見通せるプラスチック製ですが、打鍵を支えるトッププレートは航空機グレードのアルミニウム製。キーボード本体はとてもしっかりした作りで、当然ですがガタツキ等は一切ありません。

外観面におけるカスタマイズでのこだわりとしては、キーキャップとトッププレートのカラーリングがポイント。白いトッププレートで軸からのライティングを鮮やかに彩りつつ、黒いキーキャップで印字の視認性にも配慮してみました。

さらに、独自ユーティリティ「fusion」を活用することで、ライティングからキー操作まで自由に設定が行なえます。こう聞くとなんだか面倒に感じますが、実はFnキーとの同時押してメディアコントロールやボリューム操作、ライティングまで一通り対応。マニュアルが同梱されていなかったので、ぜひ製品ページをチェックして使いやすいものを覚えておきたいところ。

また、条件としては弱めでしたが、「光るなら有線専用」かつ「バッテリー非搭載」なども満たしている点も見逃せません。筆者の用途ではケーブルを繋ぎっぱなしで使うため、消耗要素のあるバッテリーは不必要なものでした。
ゲーミング用途・テレワーク用途をこれひとつで

ここまでPulsar Gaming Gears「PCMK JIS TKL Keyboard Barebone」について紹介してきました。先入観を除くべく価格について触れてきませんでしたが、実はなんと今回紹介したカスタマイズ例で16,380円という衝撃プライス。ちょっとまともなキーボードを買おうとするとすぐに2万円を超え、さらににいい物を買おうとすると平気で3万円を超えることすらありますが、本製品は組立費込みでも強烈な価格競争力を備えています。

そんなPulsar Gaming GearsのデバイスはAmazon.co.jpのほか、製品公式ページの直販サイトからも購入可能。面倒なアカウント登録も必要なく、Amazon Payで支払える点も便利です。自分好みの条件がわかっているユーザーは、一度カスタマイズページを見てみてください(製品ページ)。

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