2022年10月27日17時06分 / 提供:マイナビニュース
分子科学研究所(分子研)、独・フリッツ・ハーバー研究所、大阪大学(阪大)の3者は10月26日、超短パルスレーザーを用いた超高速走査トンネル顕微鏡(STM)の最新技術を応用し、物質表面における電子や格子の量子ダイナミクスをフェムト秒(fs)・ナノメートル(nm)のオーダーで直接観察する手法を開発することに成功し、これによって原子スケールの厚みを持つ酸化物超薄膜における格子振動の量子ダイナミクスを観測したと発表した。
同成果は、分子研 メゾスコピック計測研究センターの熊谷崇准教授、阪大 工学研究科 物理学専攻の濵田幾太郎准教授に加え、独・フリッツ・ハーバー研究所の研究者も参加した国際共同研究チームによるもの。詳細は、米国科学振興協会が刊行する「Science」系のオープンアクセスジャーナル「Science Advances」に掲載された。
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