2022年10月29日10時30分 / 提供:マイナビニュース
子どもの頃、よく100円玉を握りしめて駄菓子屋さんや文具屋さんに通っていた筆者。500円玉が登場した時には、父が持ち帰ったピカピカの500円玉を家族でマジマジと眺め、しばらく大事にとっておいた記憶が。
そんな500円玉も、今や新しいものでも古いものでもない普通の硬貨として扱われていますが、建築学生の呟きさん(@rninopon)は、つい先日、お釣りでもらった小銭の中に、珍しい硬貨が混ざっているのを発見。
それが、こちらです!
お釣りでもらった10円玉、10円玉じゃなかった…
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大満洲国って…ヤバくないかこれ! (@rninoponより引用)
「大満州國」とはっきり見えますね。これが、満州国で流通していたリアルな硬貨。レアすぎてビックリです! 渋い色味に、これまで旅してきた長い月日が感じられます。
この投稿に、「ほええ、レア物や」「どこで混ざったw」「触った瞬間、過去に飛びそう」「どんな記念硬貨よりレアですね」「ただただうらやましい限り」「めっちゃコレ欲しい!」といった反応が続々と。
「今日までどういうルートを辿ってたんだろう」「ずっと10円として流れていたんでしょうね。満州からの引き揚げ者が持ち込んでからずっと。大切にしてほしい」と、巡り巡ってツイ主さんの元にやってきた古銭の旅路に想いを馳せる人もいました。
実は、建築学生であるツイ主さんは、歴史的建造物に興味をお持ちだとか。だとすると、この古銭がツイ主さんの元にやってきたのは必然だったのかもしれませんね。激レアな硬貨を引き寄せたツイ主さんに、当時のことについてお話をうかがいました。
○ツイ主さんに聞いてみた
―― 大満洲國のお金を受け取った時の気持ちを教えてください!
歴史上の国号が目に入り驚くとともに、このコインはこれまでどのような風景を見てきたのだろう、とワクワクしました。
―― 大きな反響がございますが、率直な感想をお聞かせください。
人によって価値の感じ方がさまざまであることが、たくさんのコメントからよく伝わってきました。同時に自分の活動についても広めることができ、満足しております。
歴史的建造物を愛するツイ主さん。実際に宿泊することのできるレトロな宿を紹介する情報サイト「ときやど」を開設されています。コロナ禍に苦しむ価値ある建物を抱える宿を応援するべく立ちあげられた「ときやど」、みなさんも、“時を感じる宿”に足を運んでみてはいかがでしょうか。