2022年10月29日10時00分 / 提供:マイナビニュース
文字や文章を追いかけることが好きで、習慣になっている人を「活字中毒」と言いますが、そんな人たちが本を禁止されたらどうなってしまうのでしょうか。
書籍『文房具の解剖図鑑』(ヨシムラマリ・トヨオカアキヒコ共著、エクスナレッジ刊)の著者であるヨシムラマリさん(@coromegane)は、幼い時から活字中毒なのだそう。そんなヨシムラさんが子どもの頃、親から食事中に本を読むことを禁止されてしまったために仕方なく取った行動がツイッターで話題になっています。
子供のころ活字中毒すぎてごはん食べながら本を読むことを親に禁止されてしまい、仕方がなくふりかけの裏の原材料などを読んでいた人は私以外にもいっぱいいるはずだ。(@ヨシムラ マリ(@coromegane) より引用)
食事中に本を読むことを禁止されたヨシムラさんは、本の代わりに身近にあったふりかけの裏に書いてある原材料を読み始めてしまったそう。この投稿は3.7万件のいいね、4,500件以上のリツイートと大きな反響が寄せられています(10 月27 日時点) 。
ヨシムラさんのやむを得ず取ってしまった行動について、「私も子どもの時、読む本がなくなると(今は亡き)電話帳を読んでました!」「お風呂に入りながら、シャンプーとか入浴剤の成分よんでいました」「分かります。私もティッシュの箱の裏とか各種調味料の原材料とか読んでましたし、各種取扱い説明書熟読派です 」「分かります……それで食卓の中央に置かれっぱなしの中濃ソースが『開封後要冷蔵』って事に気が付き、母親に褒められました」など活字中毒の方からは共感の声や、読んでいるもののエピソードが多数寄せられました。
一方で、「非中毒者です。羨ましいです」「活字好きになるコツありますか?」という活字中毒ではない方からのコメントも。
今回の活字中毒あるあるの投稿について、ヨシムラさんにお話を伺いました。
○投稿者さんに聞いてみた
――今回、投稿したきっかけは何だったのでしょうか?
会社でたまたま「説明書を読む読まない」という話になった時に、今回のエピソードを思い出して話したら面白がられたので、Twitterにも投稿してみようと思ったのがきっかけです。
――今でもついつい読みがちなものは何ですか?
やっぱり、食品関係のパッケージがいちばん面白いと思います。原材料の他にも、アレンジレシピ、商品の由来や歴史、生産者のこだわりやメッセージなどなど、情報のバリエーションが多彩です。
他にも、家電の取扱説明書は読み応えがあって好きです。特に後半の「故障かなと思ったら」のパートが面白いと思います。
――多くの反響が寄せられています。共感の声が多いことは予想されていましたか?
Twitterには共感してくれる人が多いだろうなと思っていましたが、ここまでの反応は正直予想していませんでした。
皆さんからのリプライや引用RTに書かれていた「自分はこんなものを読んでいた/いる」というのがどれも面白そうだったので、私も読んでみたいと思います。
活字中毒の方にとって、調味料の原材料や取扱説明書を読むというのは多くの人が通る道なのかも。活字だらけでつまらなく見えても、よく読んでみると実は面白いことが書かれていたり、新しい発見があったりするのかもしれませんね。
子供のころ活字中毒すぎてごはん食べながら本を読むことを親に禁止されてしまい、仕方がなくふりかけの裏の原材料などを読んでいた人は私以外にもいっぱいいるはずだ。— ヨシムラ マリ (@coromegane) October 23, 2022