PayPalがパスキーに対応、最初はiPhone・iPad・Macが対象

PayPalは2022年10月24日(米国時間)、「Press Release: PayPal Introduces More Secure Payments with Passkeys」において、PayPalアカウント向けのログイン方法として新しく「パスキー」を追加すると伝えた。当初はiPhone、iPad、Macユーザーがこの新しいログイン方式を使えるとしており、他のプラットフォームに対しても順次サポートを追加すると説明している。

当初対応するプラットフォームは次のものとされている。

iPhone - iOS 16
iPad - iPadOS 16.1
Mac - macOS Ventura

既存のPayPalユーザーがデスクトップまたはモバイルのWebブラウザからPayPalにログインすると、「パスキーを作成する (Create a passkey)」というオプションが表示される。ユーザーはApple Face IDまたはTouch IDの認証を求められ、その後パスキーが自動的に作成され次回のログイン時に使用されることになる。パスキーはiCloud Keychainと同期されるため、ユーザは同一のiCloudアカウントを使っているデバイス間で自動的にパスキーの利用が可能になるものとみられる。

なお、このサービスはまず米国のユーザーを対象にサービスの提供が開始される。米国以外の国に対しては2023年初頭に対応するとしており、日本におけるサポートも同時になるものとみられる。

パスキーは安全なログインを実現する方法として注目されており、徐々にサービスへの適用が広がっている。