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「初対面がオンライン」でもうまくいく3つの秘訣

2022年10月19日10時05分 / 提供:マイナビニュース

仕事に欠かせない打ち合わせや商談。初対面がオンラインということが一般的になってきました。今回は『人は聞き方が9割』著者の永松茂久さんに、オンラインでの初対面において、相手から好かれる人がやっていることをお話しいただきます。

オンラインは聞き方が9割

コロナ禍で私たちの生活は大きく変わりました。その中で、私たちの仕事やコミュニケーションにも大きな変革が起きました。

それは「オンラインの出現」です。人と人との接触が避けられる中、たくさんのオンラインインフラが登場しています。

そして、オンラインでのコミュニケーションの機会も増え、初対面がオンラインということも増えました。

実は、コミュニケーション力がリアル以上に試されるのがこのオンラインです。

例えば、今までのリアルの講演会やセミナー、会社の会議の場合は、聞く側は他の人に自分の顔を見せる必要がありませんでした。

しかし、オンラインのように全員の顔が出る画面設定では、聞いている人の表情が全体の人に見られてしまいます。

「この人は真剣に話を聞いているな」
「この人は話の聞き方が下手だな」

ということが即座に印象づけられてしまいます。

自分自身がどんな顔で聞いているのか、つまり「聞く力」がダイレクトに問われることになるのです。
オンラインの初対面がうまくいく秘訣(1)入室時は全力で笑顔

人の第一印象は、一瞬で決まると言われています。

リアルの場合だと、顔の表情だけでなく、身なりや姿勢、立ち居振る舞いなどでも判断されますが、オンラインの場合だと、とにかく顔の表情にフォーカスがいきます。

だからこそ、笑顔を作ったまま画面に入っていくことが大事になります。

オンラインとはいえ、初対面は緊張するかもしれませんが、「どんな人がいるのだろう」と不安に思わず、友達に会いに行くくらいのリラックスした気持ちで入るようにしましょう。

姿勢は、胸から上のバストアップが画面に映るようにしてください。
前かがみになったり、のけ反ったりして映ると印象が悪くなります。

また、オンラインでは、普段より意識して大きめの声を出すことです。

パソコンのマイクを通すことで、リアルと比べ、どうしてもあなたの声が相手に聞こえづらくなるからです。
オンラインの初対面がうまくいく秘訣(2)いい空気を作る

オンラインでは、発言を求められるケースがリアルより多くなります。

話し慣れていない人にとって、聞く側のノーリアクションは命綱を切られるようなもの。

つまり、ノーリアクションは、話し手にとってメンタル的にとても意地悪なものなのです。

逆に、うなずいてくれる人の存在は、話し手にとって「地獄に仏」と言えるでしょう。

私の会社には、話し手が話しやすい空間にするために、コミュニケーションの3つのルールがあります。そのルールとは、

「否定禁止」……「いいですね!」「面白いですね!」「いいアイデアですね!」など
「魔法の傾聴」……「うわぁー!!! それはステキですね!」など
「リアクション3倍」……「おおおーーー!!! それは嬉しいですね!」など

というものです。

つまり、話す人への配慮をあらかじめルール化しています。

そうすることで、「あ、ここはそういう場所なんだな」と参加者に意識してもらい、話しやすい空間を作っています。
オンラインの初対面がうまくいく秘訣(3)相手との共通点を探す

オンラインで話をするということは、何らかの目的があるはずです。

ビジネスパーソンの場合、営業先のお客様との商談だったり、取引先企業との打ち合わせだったりすることが多いと思います。

営業や商談、打ち合わせで大切なことが、相手とコミュニケーションを取り、信頼されることです。

そのためには、「相手と心を通わせる」ことが必要です。

「相手と心を通わせる」ためにはどうすればいいか?

まずは、

相手との共通項を探す

これに尽きます。

その場合に有効なのが、

事前に相手の情報を調べておく

ことです。

幸い今の世の中、インターネットで相手の会社の情報を容易に入手することができます。

多くの場合、相手がどこそこの誰々さんというのはわかった状況で商談や打ち合わせに入ります。

ですから、例えば、その会社がどういう会社なのか、どういう製品やサービスがあるのか、担当者がどんな方なのか、会社のホームページやその人のSNSなどを通じて、事前に調べておけばいいのです。

例えば、相手の会社が広島県にある場合、

「広島といえば、お好み焼きですよね。私、お好み焼きに目がないんです」
「そうなんですね! 美味しいお店をたくさん知っていますよ♪」
「ぜひ行ってみたいなー」
「今度いらっしゃった際にご案内しますよ。この店のお好み焼きは一度食べたら忘れられない味と好評なんです」
「へぇー、それは楽しみですね。ちなみになんというお店ですか?」
「○○といいます」

このように、少しでもいいので、相手の会社や相手のことを事前に調べておくのも、相手への心配りであり、リアル、オンラインに限らず「人と話をする」うえで大事なことです。

ぜひ、オンラインで初対面のコミュニケーションをする際には、心がけてみてください。
オンラインでは退出時も笑顔で

オンラインでの打ち合わせや商談でもリアルと同様、最後が肝心です。

終わったからといって、気を抜いた表情でサッと退出するのではなく、「ありがとうございました!」と言いながら、笑顔のままで退出します。

人は話し終わった後の「フッ」という表情に、本音が出ます。確実に画面が消えるまで表情を崩さないことです。

オンラインでは、入る時だけはなく、出る時も大事なのです。

永松茂久 ながまつ・しげひさ 株式会社人財育成JAPAN代表取締役。大分県中津市生まれ。「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」というコンセプトのユニークな人材育成法には定評があり、全国で数多くの講演、セミナーを実施。「人のあり方」を伝えるニューリーダーとして、多くの若者から圧倒的な支持を得ており、講演の累積動員数は延べ50万人にのぼる。2021年1番売れた本『人は話し方が9割』(すばる舎)をはじめ、著書多数。 この著者の記事一覧はこちら

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