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宮世琉弥、『ウシジマくん』新章参加で得られた自信「臨機応変に対応できるように」

2022年10月18日17時00分 / 提供:マイナビニュース

●「『ウシジマくん』の世界観を壊さないように」と臨んだ現場
「自分の知らない世界を見るのが大好きなんです」と語る俳優・宮世琉弥。アンダーグラウンドな闇金の世界が描かれる『闇金ウシジマくん』に出てくる人たちには、「怖くて出会いたくない」と思いながらも興味津々だったという。そんなフィクションながらもリアリティのある世界が描かれるシリーズの新章となるドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』に宮世は参加することになり、新キャラクターを好演している。「10年続いているシリーズの世界観を壊さないように」とプレッシャーの日々だったという宮世が、本作の撮影で得たことや、自身の今後の目標などを語った。

『闇金ウシジマくん』シリーズが始まった当時、8歳だったという宮世。母親が作品のファンだったこともあり存在は知っていたようで「とても怖い世界だな」というイメージを持っていたという。その後、年齢を重ねるにつれ作品に触れていくと「怖さ」が「面白さ」に変わっていった。そこには宮世自身が持つ「好奇心」が勝っていったから。「自分の知らない世界を見るのが僕は大好きなんです。『闇金ウシジマくん』に出てくるような怖い人には出会いたくはないのですが、とても面白いなと思って夢中になって観ていました」。

そんな作品に自身が参加することになった。「まったく想像していなかったことなので、全然実感が湧かなかったんです」と率直な感想を述べると「でも現場に入って山口監督と作品の話をしていくうちに『いまウシジマくんの現場にいるんだ』と現実として捉えられるようになりました。同時に、作品の世界観を崩さないように頑張らなければ」と背筋が伸びたという。

宮世が演じているのは、犀原茜(高橋メアリージュン)率いるライノーローンの一員になる硲悠斗(はざまゆうと)。役者志望だったが、ひょんなことから闇金の世界に迷いこんでしまう青年だ。

宮世は「『闇金ウシジマくん』の世界って、普通に常識を持ったキャラクターが今までいなかったじゃないですか。例えば道で人にぶつかったとき『ごめんなさい』って当たり前のことを言うキャラもいなくて(笑)。その意味で硲は、視聴者の方々と目線が近い人物なので、しっかり感情移入してもらえるように演じなければと思っています」と役へのアプローチ方法を語っていた。

本作の現場では、直前で台本が変わることが多かったという。「本番直前でセリフが変更になったり、追加があることがありました。セリフに追われて大変なことも多かったのですが、僕はそういう感じが好きなんです」と発言する。その理由について「現場の雰囲気や相手との関係で、シーンやセリフが変化するということは、それだけ演じる側にも自由度があるじゃないですか。監督からも『硲だったらこの場面どうする?』みたいに聞いていただけたので、アドリブも出せるなど、とても貴重な経験をさせていただきました」と語った。

●監督業の夢も「東日本大震災を題材にした映画を作りたい」

学生時代から芸能界で多くの仕事をしてきた宮世。仕事との関係で、学校行事にはあまり参加できなかったという。「文化祭や体育祭など、みんなで一緒にやってみたかったなという思いはありました」と語るが「でもそれ以上に僕は夢や、やりたいことがあるので、それに向かって真っすぐ進んでいくことに後悔はありません」ときっぱり。

現在18歳の宮世が抱く将来の夢とは――。「いつか自分のお芝居で賞をいただけたらうれしいなという思いはあります。あとは大きな夢なのですが、僕は役者をやりながら、監督として映画を撮りたいんです」と語る。続けて宮世は「僕は東日本大震災で被災しているのですが、震災を題材にした映画を作りたい。そのためにいまお芝居を一生懸命頑張っているんです」と言葉を足す。

俳優としてしっかり役に向き合うと同時に、監督や周りのスタッフの一挙手一投足をしっかりと観察し、プロの現場を学んでいるという。「身近に本当に素晴らしいスタッフさんがたくさんいるので、現場では細かいことでもいろいろ質問して、自分のなかに取り入れようとしています」。

好きな監督は世界的な名匠・黒澤明さん。「お芝居のお仕事をするなかで、勉強のために黒澤監督の作品を観るようになったのですが、『蜘蛛巣城』には驚きました」と述べると「1957年の映画なのですが、当時であんなにすごいクオリティの映画を撮るために、どんな試行錯誤があったんだろう……と考えてしまいます。本当に黒澤監督の作品を観るたびに驚きがあります」と多くの刺激を受けているという。

大きな夢を持って突き進む宮世。『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』で経験した現場はハードだったものの、その分「いろいろなことに臨機応変に対応できるようになりました」と自信をもたらした。常にプレッシャーがあるなかで勝負することが「楽しい」と思える18歳の未来は前途洋々のように感じられる。

ドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』はMBSにて毎週火曜24時59分~、TBSにて毎週火曜25時28分~。

■宮世琉弥
2004年1月22日生まれ、宮城県出身。2019年にドラマ『パーフェクトワールド』で役者デビュー。2020年、ドラマ『恋する母たち』で注目を集め、2021年はドラマ『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』、『珈琲いかがでしょう』、『ナイト・ドクター』、『僕らが殺した、最愛のキミ』、2022年はドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』、『村井の恋』などに出演。現在、MBS・TBS『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』に出演中。10月18日スタートのドラマ『君の花になる』(TBS系毎週火曜22:00~)にも出演。

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