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沢口靖子、新たな『科捜研の女』に確かな自信「がらりと変わっています」

2022年10月18日07時00分 / 提供:マイナビニュース

●『科捜研の女 2022』リニューアルされた点は
女優の沢口靖子が主演を務める『科捜研の女 2022』が、18日(毎週火曜21:00~、初回は2時間スペシャルで20:00~)にスタートする。科学捜査ミステリーの原点ともいえるドラマで、1999年のスタート以来現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けている歴史ある今作は、テレビ朝日に新設された「火曜21時」枠で、よりスタイリッシュかつハイクオリティーな大人の科学ミステリーに生まれ変わるという。

今回は沢口に、感動を呼んだ前作『Season21』最終回の裏話や、新たに仲間に加わる小池徹平、シーズンを通して脅威となる役どころを演じる石黒賢の印象、卒業する渡部秀へのエールなど『科捜研の女』についてインタビュー。「がらりと変わっています」――沢口が微笑みながら自信を覗かせる最新作の見どころとは。

○■前作の最終回では自ら台詞を調整

今年4月、前作の『Season21』が幕を下ろすと「もう新作を見られないのでは」と視聴者に悲しみが広がった。インタビューなどでキャストらが「今シーズンの最終回は『科捜研』の集大成だ」と口をそろえて話しており、最終回で互いに感謝を伝え合う感動的なシーンが作品全体のラストを飾るかのような演出に見えたからだ。

そんな反響は沢口のもとへも届いており「『終わってしまうの? 寂しい』、『もっと見たい』、『ラストの屋上のシーンは感動しました、涙、涙でした』というお声をたくさんいただいて、改めて皆さまに支えられて23年続けることができたんだなと実感できました」と感謝。屋上のシーンは、キャスト自身が思いを込められるように台本の時点では台詞に“余白”が用意されていたという。沢口は言葉をかける相手を思い浮かべながら台本を読み、制作陣に「こんな言葉にしてもいいですか?」と相談。それぞれへの熱いメッセージを一言、二言加えていったと明かす。しかし撮影当日を迎え、顔を見ながら台詞を発する瞬間は想像を超える大きな感慨があり「わぁっとにじみ出てくる思いがありました」と振り返った。

○■クールで上質な大人のミステリーにブラッシュアップ

そして前作から半年、視聴者が待ち望んでいた新作『科捜研の女 2022』がスタートする。「またマリコに息を吹き込むチャンスをいただけて感謝しています。皆さんのご期待にぜひ応えたいと思っています」と意気込む沢口に、改めて主人公・榊マリコの魅力を聞いた。「どんな難事件にも信念を持って、“追求心”、“探究心”旺盛に、諦めず真実へ向かって突き進んでいく精神でしょうか」。一向に衰えを知らずパワフルに輝き続けるマリコに勇気や元気をもらっているファンがたくさんいますと伝えると「長く続けて来られた私の原動力もそこにあると思います」と沢口自身も共感を寄せた。

放送発表と共に公開されたのは、前髪をアップし、クールな雰囲気をまとったこれまでのイメージを一新するかのような新ビジュアル。「皆があっと驚くビジュアルを作りましょうというコンセプトから始まりまして、いろんなスタッフの方の意見を取り入れて出来上がりました」というビジュアルの撮影へは、「いいものを作りたいという高揚感、皆さんの期待に応えられるだろうかという緊張感、そしてどんな大人の作品に変わっていくんだろうという期待感」を持って挑んだ。

ビジュアルだけでなく「スタイリッシュでハイクオリティな大人の科学ミステリーに生まれ変わる」という紹介も多くのファンをワクワクさせている。一体どんなふうに変わっているのかと尋ねると、「現場での演出、カメラワーク、照明、がらりと変わっています」。「これまでは明るくてポップで生活の近くにあるような親しみやすい作品でしたが、動きのある映像が盛り込まれ、クールで上質な大人のミステリーに生まれ変わっています」と微笑みの中に確かな自信を覗かせた。

●新加入・小池徹平、敵役・石黒賢の印象
○■橋口呂太役・渡部秀へのエール

レギュラー陣が続投する中、2017年から物理担当研究員として活躍してきた渡部秀演じる橋口呂太が卒業することに。呂太の進路は第1話の中で明かされる。沢口は「最初の頃は役柄とご自身のキャラクターとのギャップに戸惑いを感じられていたかもしれませんが、今はもうすっかり役をご自分のものにして謳歌していらっしゃいました」と渡部の成長を振り返り、「卒業は残念ですが、新たなステージで渡部さんの魅力を発揮して活躍していってほしい」とエールを送る。
○■小池徹平は「少年漫画から飛び出てきたヒーローのよう」

一方新たに仲間入りを果たすのが、京都環境生態研究センターから科捜研に転職してきた君嶋直樹を演じる小池徹平だ。転身の背景に「人間の心の闇を科学で解明したい」という真摯な思いを持つ君嶋だが、仕事と家庭のバランスを大事にし、ひとり娘のことを溺愛している一面も。

沢口は小池について「少年漫画から飛び出てきたヒーローのようなお顔立ちで、とても爽やかな好青年」だと印象を述べ、「お芝居はとてもしっかりしていらっしゃって、作品がさらに良いものになっています」と太鼓判。「舞台のお稽古中に『科捜研』の撮影が始まったようで、『前日に舞台の通し稽古をして、昨日の夜ドラマの現場に入りました』と聞いて両立されている姿に驚きました。現場では『僕、転校生みたいです』と仰っていながらも、すぐに現場に馴染んでいました」と会話を明かした。

○■石黒賢との再会に「学生時代の友人にあったよう」

今作には「シリーズ史上最もクレバーな敵」ともいうべき新キャラクターとして、マリコに冷酷な敵意を向ける天才物理学者・古久沢明が登場する。演じるのは、互いがデビュー間もない10代の頃、CMで爽やかな恋人役を務めた石黒賢だ。「もちろんお互いにCMのことを覚えていました! 『あれ以来だね』とお話ししましたね」と再会を喜ぶ。同い年ということもあり「久しぶりに学生時代の友人に会ったような懐かしさがありました。ニッと歯を見せて笑う素敵な笑顔は変わらないなと思いました」と沢口もCMと変わらない笑顔でニッコリ。

第1話では、古久沢がマリコへ「科学者として醜悪」と冷たい言葉を投げかける場面も。「同じ科学者ですが、マリコとは視点が違うんです。人類の未来の幸福を考えているサイボーグのような人物で、自分の科学にとって良いと思えるものは、手段を選ばず取り入れようと考えている」と古久沢について説明。そんな古久沢が、「黒なのかグレーなのか白なのか」は今後のキーポイントになっていくという。

○■続投決定のレギュラー陣は「頼もしいメンバーばかり」

そして土門薫(内藤剛志)をはじめ、風丘早月(若村麻由美)、宇佐見裕也(風間トオル)、藤倉甚一(金田明夫)、日野和正(斉藤暁)、佐伯志信(西田健)、涌田亜美(山本ひかる)、蒲原勇樹(石井一彰)ら作品に欠かせないレギュラー陣に話が及ぶと「マリコの力になってくれる頼もしいメンバーばかり」と笑顔を浮かべ、「所長は、自由に現場に行ったりと少し枠を超えた行動をしてしまうマリコに頭を抱えながらも良き理解者でいてくれますし、土門刑事は同じ目標に向かって共に歩んでいける、信頼できる“相棒”」と変わらない関係を紹介。

最後に視聴者へのメッセージをお願いすると「小池徹平さんが新たに加わり、お馴染みのメンバーと共に事件に挑んでいきます。ブラッシュアップされて生まれ変わった『科捜研の女』をどうぞお楽しみに」。長きにわたって愛されている作品をさらに進化させていきたいという沢口の“追求心”や“探究心”は、マリコと同じ輝きを放っている。

■沢口靖子
1965年6月11日生まれ。大阪府出身。1984年『刑事物語 潮騒の詩』でデビュー。1985年NHK連続テレビ小説『澪つくし』で全国的に人気を博し、以降、ドラマ・映画・舞台に多数活躍。近年の出演作は、『科捜研の女』『鉄道捜査官』(テレビ朝日系)、『警視庁機動捜査隊216』(TBS系)、『検事・霞夕子』(フジテレビ系)がある。

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