●製品群ごとに取り組むべきDXの方向性は異なる
創業100年を超える老舗総合化学メーカー・住友化学。エッセンシャルケミカルズ、エネルギー機能・材料、情報電子化学、健康・農業関連事業、医薬品という5つの事業を展開し、海外での売上が7割を超えるグローバル企業だが、昨今のSDGs、カーボンニュートラルなどへの流れをはじめ、素材・化学産業を取り巻く環境変化は激しく、ビジネスの不確実性はかつてないほど高まっている。しかし同社は、この状況を新たなビジネス創出のチャンスと捉え、DX戦略を推し進めているという。