山形大学は10月6日、脱脂米ぬかから代替肉を製造することに成功したと発表した。代替肉原料の選択肢が広がり、持続可能な稲作の可能性を示すものとなる。米ぬかタンパク質ならびに、脱脂米ぬかから製造された代替肉は世界初だそう。
食肉を製造する際、家畜の糞などによって大量の温室効果ガスが発生したり、飼料を育てる土地を確保するための森林伐採を行なったりするなど環境への負荷が危惧されている。また、米ぬかから米油を製造する際に、米ぬかに対して、重量ベースで80%を超える脱脂米ぬかが副産物として発生し、これまで廃棄されていることが問題となっていた。