東北大学は10月7日、同大サイバーサイエンスセンターが運用している、ベクトル型スーパーコンピュータ(スパコン)「AOBA(通称)」の増強を図り、既存システムの性能と比べ14倍以上となる総理論演算値21.05PFlopsを達成する「AOBA-1.5」(仮称)として2023年8月から運用を開始することを発表した。
スパコンは現在、大きく分けてスカラ型とベクトル型に分けられ、それぞれ得意とする分野などがある。例えばベクトル型スパコンは科学技術計算においてその有用性が高く評価されてきたほか、近年ではデータ駆動科学やAIといった新しい応用分野でも活用が期待されるようになってきた。