2022年10月08日11時00分 / 提供:マイナビニュース
“日本一のコント師”を決める『キングオブコント2022』が、本日8日(19:00~)にTBSで生放送される。初の決勝進出を決めたお笑いコンビ・コットン(西村真二、きょん)に意気込みを聞いた。
初の決勝進出に、きょんは「いや~もううれしいの一言だね」と喜び、西村も「生きていたらいいことあるなと、コントやってきてよかったなと心から思います」としみじみ。続けて西村が「芸人になる前、アナウンサーをやっていたんですけど、あのとき辞表を書いてよかったなと思いました。最高です」と話すと、きょんも「僕も1年間サラリーマンやっていたので辞表を書いてよかったです」も乗っかり、西村は「弱い弱い弱い(笑)。トゲあるけどごめんなさい」とツッコんだ。
4度目の準決勝でついに決勝進出をつかんだ2人。西村は「1回目はただこのステージに残れたことを喜んで、2回目も安心感があったんですけど、去年の3回目ぐらいから優勝を目標にしてきました。去年、負けた次の日ぐらいから動いて、1年間キングオブコント優勝に向けてしか動いていないです。単独ライブでもコントしかやらなかったのは初めて。年間で800、900ステージはあるんですけど、惰性で臨むことは1ステージもなく、全部キングオブコントのためにやりました」と語ると、きょんも「今年は準備が早かったです」と加えた。
西村は、主人公のような完璧な人生を歩んできたと言われているが、『キングオブコント』で優勝したら完璧な主人公に!? 西村は「人類史上初の完全体が出来上がるかもしれない(笑)。キングオブコントの決勝に行けてないことにコンプレックスがあったので。でも、決勝進出じゃなくて、優勝が目標なので。残り1つのピースがはまったら光り出すかもしれません。紙吹雪いらないと思います。ピカーンってなるので(笑)」と話して笑いを誘い、「でも本番前にこの発言が出るのは……。地に足をつけて頑張ります」と訂正した。
また、西村は「ネクストファイナリストとずっと言われていた時期がありましたが、掴めそうで掴めていなくて、それを掴めたのはデカいです。でも遠かったです。10年かかりました」と思いを吐露。きょんも「めちゃめちゃ遠かったです。去年、仲いい同期が2組(空気階段、蛙亭)決勝に行ったのがすごい悔しくて、『2021年のこの思いは絶対に忘れるな』って太文字で携帯にメモって、賞レースが近づくにつれて見ていました」と明かした。
決勝後に期待していることを尋ねると、きょんは「コントの単独ライブを毎年やっているんですけど、コロナの影響で東京でしかできなかったので、地方でやりたいですね。決勝に出たら見てくれる人が増えると思うので、配信チケットの売上も1000枚、2000枚みたいな、男性ブランコさんとか今すごいので、そうなったらうれしいです」と回答。
西村は「有名になってテレビに出たいというのもあるんですけど、一番は劇場に育ててもらったので、僕らが出た劇場は全部満席になるみたいなことをしたいです。コットンいるから大盛況になったねと。どれだけ忙しくなっても絶対に劇場でネタをやっている姿を後輩に見せられるような芸人になりたいというのが夢です。劇場を過去最高の盛り上がりに。吉本として最強の劇場を、劇場の完全体を作りたいです!」と力を込めた。
今年も昨年に続き、ダウンタウンが総合MCを務める『お笑いの日2022』(14:00~21:54)を8時間にわたって生放送。そのフィナーレとして『キングオブコント2022』が放送される。15回目となる今回、審査員は昨年同様、松本人志(ダウンタウン)、飯塚悟志(東京03)、小峠英二(バイきんぐ)、秋山竜次(ロバート)、山内健司(かまいたち)が担当する。
決勝進出を決めた10組は、いぬ、かが屋、クロコップ、コットン、最高の人間、ニッポンの社長、ネルソンズ、ビスケットブラザーズ、や団、ロングコートダディ(50音順)。参加総数3018組の頂点に立ち、キングの称号と優勝賞金1000万円を手にするのはどの組か。
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