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即席ユニット初のKOC決勝進出・最高の人間、結成の経緯は? ユニット名の由来は「呼ばれたい名前」

2022年10月08日09時00分 / 提供:マイナビニュース

●「最高の人間」と呼ばれるうれしさと自分で言う恥ずかしさ
“日本一のコント師”を決める『キングオブコント2022』の決勝が、本日8日(19:00~)にTBSで生放送される。昨年に引き続き、即席ユニットの参加が可能となった今回、岡野陽一と吉住による最高の人間が、即席ユニット初の決勝進出を決めた。2人に、ユニット結成の経緯やユニット名の由来、ユニットの楽しさなど話を聞いた。

即席ユニット参加OKとなって2年目の今年、初めて即席ユニットが決勝の舞台に立つ。元巨匠の岡野と、『女芸人No.1決定戦 THE W 2020』で優勝した吉住という、プロダクション人力舎の先輩後輩コンビによる最高の人間。岡野は、巨匠として2014年と2015年に決勝を経験しており、7年ぶりの決勝進出となる。

岡野は、決勝進出について「自信があったということはないですけど、(準決勝は)みんなウケていて、我々もないなとは思っていませんでした」とコメント。吉住が「正規のコンビやトリオの方が1年とか何年もかけてネタを作られている舞台なので、とにかく失礼のないように。(即席ユニットは)来るなと思っている人もいると思うので」と気をつけていたことを明かすと、岡野も「わかる! 我々も一生懸命やっていますが、会場入りの顔が難しかったです」と頷いた。

ユニット結成は、吉住が事務所の人などからお願いされたことがきっかけだったという。「岡野さんが巨匠解散されてクズ芸人へ華麗なる変身を遂げられ、ネタから遠のいていて、それを危惧した事務所の方や作家さんが『(芸歴制限で)R-1はもう出られなくて、岡野にはもうキングオブコントしかないから、もしよかったら組んで出てあげてくれない?』って言われて」

岡野は「吉住が熱烈に組もうって言ってきて、熱意に負けて組んだつもりだったけど、裏では介護みたいな話になっていて」と苦笑。「正式には『裏で動いていた』ということですよね?」と確認すると、吉住は「真実はそれです」と返した。

ユニット名は、いくつかの候補の中から吉住があみだくじで決めたという。吉住は、岡野と吉住で「岡住」、ヒゲと一重で「ひげひとえ」などを提案。岡野は「最高の人間」を思いついて提案するも「何でもいい」と吉住に委ねたところ、吉住もあみだくじで運に任せた。

岡野は「僕は基本的には呼ばれたい名前をコンビ名に。『巨匠』もそうでしたが、『最高の人間』って呼ばれることはないなと思ったので。ユニット名にしたら皆さん言ってくれるので、うれしくてしょうがないです」とにんまり。

吉住が「言ってもらえる分には気持ちいいんですけど、自分たちで『最高の人間です』って言わなきゃいけないときはめちゃくちゃキツくて。準々決勝とか準決勝の受付に行ったときに2人とも黙りこくっちゃって(笑)」と吐露すると、岡野も「これですって(指で)。自分で言うのは恥ずいですわ(笑)。人に言われるのはうれしいですけど」と苦笑した。

●岡野陽一「こんなにギャンブルやってないのは初めて」

今大会のために初めて2人で組んだわけだが、岡野は「僕はめちゃくちゃ助かるというか楽です。勝手に笑いをとってくれるところもあって、かなりありがたいです」と感謝。吉住は「養成所に入ったときにこの方(岡野)がキングオブコント決勝とかすごい行かれていて、私たちの同期くらいの世代は巨匠さんから影響を受けた芸人が多くて。ネタを考えるうえでも一応影響は受けているので、無理があるわけではなかったですね」と話した。

2人で組む楽しさややりがいを尋ねると、岡野は「我々はピン芸人で普段やっていて、やっぱ吉住がド~ンとウケると、僕はそのとき袖にいて舌打ちしてるんです。コンビでうれしいことなのに。そのあともっとウケようと思って失敗しちゃう。だからピンなんでしょうね(笑)」と自分はピン向きだと実感したという。

吉住は「巨匠さんはキングオブコント決勝行かれて、ピークのまま終えられている方たちなので、私と組んで変なところで落ちたら私のせいじゃないですか。そういうプレッシャーもあるのかなと思って挑みましたが、意外と1回戦とか2回戦で落ちても岡野さんのせいにできるなと。責任をなすりつけられる相手がいるっていいなと思いました」とコンビならではの良さを感じたようで、岡野も「そうなんですよ。ピンのときに思いましたけど、2人でスベるのとピンでスベるのと全然違って。ピンでスベると全部自分が悪い。手柄も自分ですけど。2人でスベると『吉住のあそこも悪かったですね』ってできるのはいい」と同調した。

今大会に向けては、睡眠を削って挑んでいるという。吉住が「寝ないでストイックに練習しています」と言うと、岡野も「ほかの人より寝ずに頑張るという手段で。それしかないですから」と話した。

続けて岡野は「こんなにギャンブルやってないのは初めてです。2、3週間はやっていません」と告白。「ギャンブルやる時間あったら稽古場でネタ合わせをやっていました。ほかの人より期間的に足りていないのでそれしかないなと。だから性根が変わりましたね。キングオブコントの前後で変わるかもしれないです」と自身の変化をアピールした。

賞レースでのピン芸人同士の即席ユニットでいうと、おいでやすこがが『M-1グランプリ2020』で準優勝。その後、おいでやすこがとしての活動も継続している。最高の人間は、大会後も活動していく可能性はあるのだろうか。

吉住が「ちょっと先のことは考えられないです。今は決勝に集中する感じですよね」と言うと、岡野は「こういう言い方する人って、終わったら解散するじゃないですか」とツッコミ。「でもお互い大人なんで、利用し合えればいいかなと思っていますけど」と加えると、吉住も「そうですね」と同調。大会後の活動の可能性もゼロではなさそうだ。

今年も昨年に続き、ダウンタウンが総合MCを務める『お笑いの日2022』(14:00~21:54)を8時間にわたって生放送。そのフィナーレとして『キングオブコント2022』が放送される。15回目となる今回、審査員は昨年同様、松本人志(ダウンタウン)、飯塚悟志(東京03)、小峠英二(バイきんぐ)、秋山竜次(ロバート)、山内健司(かまいたち)が担当する。

決勝進出を決めた10組は、いぬ、かが屋、クロコップ、コットン、最高の人間、ニッポンの社長、ネルソンズ、ビスケットブラザーズ、や団、ロングコートダディ(50音順)。参加総数3,018組の頂点に立ち、キングの称号と優勝賞金1,000万円を手にするのはどの組か。

(C)TBS

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