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操作面が3度傾いたカシオの「人間工学電卓」、打ちやすさを公認会計士が体験してきた

2022年10月06日21時00分 / 提供:マイナビニュース

カシオ計算機は10月6日、「人間工学電卓」と銘打って操作面を3度傾斜させたジャストタイプ電卓「JE-12D」と、デスクタイプ電卓「DE-12D」を発表。メディア向けに説明会を開催しました。

○電卓購入者の75%が気にしている「打ちやすさ」を追究

新たに発表された2製品とも、操作面が左から右へ3度傾斜しており、また、押し込み方向を垂直にするためにキーが階段状に配置。右手の3本~5本の指を使って電卓を操作するときに、快適な打ちやすさを実現するとしています。

説明会では、電卓の使用状況やニーズに関してカシオが行った調査について、カシオの木村加奈子氏が説明。その調査では、電卓購入者の実に75%が購入時に打ちやすさを気にしていると回答しています(とても気にする:28%、気にする:47%)。

その回答をもとに、国立研究開発法人 産業技術研究所と共同で手指の動きや姿勢、キーの押し込み方向、筋活動量といった電卓操作時の人間の状態を研究。電卓本体の操作面を0度~9度、それぞれの角度で右手の3本~5本指で操作するときの打ちやすさを検証したそうです。

最終的には、3度の傾斜にしたうえで、キーの押し込み方向は垂直にしたままの構造がもっとも違和感がないという結論になりました。試作機を使用したテストにおいても、83%のユーザーが従来品より打ちやすさを感じたとのことです。

○電卓が商売道具である公認会計士の筆者も実際に体験

説明会場には実機が並べられており、筆者も触ってみました。公認会計士という職業柄、電卓は商売道具。普段から使っている自前の従来型キー配列電卓「JS-200W」と、新モデルのJE-12DとDE-12Dで打ちやすさを比較してみました。

3本~5本指を使って打鍵する場合、人差し指より小指のほうが短いこともあってか、外側に手が傾くため、左から右に向かって傾斜があるJE-12DやDE-12Dのほうが自然に打てるように感じました。

なお、筆者が使っているJS-200Wは液晶パネルがチルト方式で、自身の姿勢や電卓の位置に応じて見やすい角度にパネルを動かして使えるようになっています。この点、今回のJE-12DとDE-12Dはなぜチルト液晶を採用しなかったかを質問してみたところ、ユーザーが電卓を置く位置が事前に想定されたうえで最適な角度になるよう設計したそうです。

また、電卓のユーザーには1本指や2本指で操作しているという人も少なくありません。3本~5本指で操作するときのフィット感、打鍵しやすさをより重視するために、外側(左側から右側)に傾斜する設計を採用したとのことでした。

2製品とも発売は10月21日。価格はオープン、推定市場価格はJE-12Dが10,450円、DE-12Dが11,000円となっています。

道田哲史 みちだてつし 公認会計士・税理士 事業会社在職中の2014年に公認会計士試験に合格し、2015年2月にあらた監査法人(現PwCあらた有限責任監査法人)入所。上場企業の金商法監査やIPO監査、外資系企業の日本子会社の会社法監査等に従事し、2022年6月に独立。2018年公認会計士登録。道田哲史公認会計士事務所 この著者の記事一覧はこちら

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