2022年10月07日07時30分 / 提供:マイナビニュース
未来塾が運営する「Management Masters」は、インターネットで実施した「地方経営者の勉強時間に関する実態調査」の結果を10月4日に発表した。同調査は9月5日~7日、従業員数50人以下で創業10年以上の地方中小企業の経営者317名を対象に行われたもの。
毎月の自社の将来に対する経営に関する勉強(事業計画の作成や経営理念の策定など)をしているか尋ねたところ、45.2%が「ほとんどしていない」、35.6%が「ややしている」と答えた。
自社の将来に対する経営に関して勉強を「ほとんどしていない」と回答した人に、自ら実施していることを聞くと、「資金調達の計画」が18.9%、「新規事業計画」が16.1%、「事業計画書の作成」が13.3%だった。事業計画書の作成や経営理念の策定を未実施の経営者も多いことがわかった。
自社の将来に対する経営の勉強を「ほとんどしていない」と回答した人に、過去の経験では解決できない課題に直面した場合、どのように対処しているか尋ねた。すると、最多は31.5%で「過去の経験では解決できない課題に直面していない」。次いで、「勘や類似している経験をもとに対処」が27.3%、「知人経営者に相談して対処」が20.3%と言う結果に。
「将来の経営に関する勉強」を実施する経営者に、経営に関する勉強内容を尋ねると、「事業運営スキル」(49.4%)が最も多く、「専門知識」(45.5%)、「業界知識」(42.9%)と続いた。
「将来の経営に関する勉強」を実施する経営者に、経営の勉強をすることにより、自社の売上や組織力向上につながっていると思うか聞くと、81.2%が「非常にそう思う」「ややそう思う」と答えた。
今後、経営者としての学びの機会を欲しているか尋ねたところ、53.3%が「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した。
経営者のための経営研修・経営の個別相談・コミュニティが形成される「経営者交流会」への参加に興味はあるか聞くと、36.0%が「非常に興味がある」「やや興味がある」と答えた。その理由を尋ねると、最も多い回答は「経営に関する気軽な相談をしたいから」(55.3%)で、「人脈を広げ、機会を広げたいから」(53.5%)、「他業界の知識や経験を取り入れたいから」(50.9%)と続いた。