導入事例

クレディセゾン

株式会社クレディセゾン

使いやすさと“らしさ”を追求したサイト改修でUU数3倍!「自信を持ってアピールできるサイト」

導入の目的 顧客体験向上や業務効率改善
業種 金融
導入サービス スクラッチ開発

“永久不滅ポイント”でおなじみのセゾンカードを手掛ける株式会社クレディセゾン様は、ONE COMPATHが提供するオーダーメイドな地図ソリューションサービス“スクラッチ開発”を利用し、カード会員様向け優待サービスのサイトを2020年春にリニューアルされました。
「デジタル素人でした」と言いながらリニューアル後のUU数(ユニークユーザー数)を3倍に伸ばしたそうで、取材中はたくさんの笑顔を拝見することができました。
今回は、サイトリニューアルを担当されたデジタルマーケティング部の黒田氏、田中氏、横山氏にリニューアルの背景やポイントなどをお聞きしました。

(画像左から)デジタルマーケティング部の横山氏、黒田氏、田中氏

カードの魅力の1つとして優待サービスを確立したい。

弊社の「スクラッチ開発」を利用いただいた経緯をお聞かせください。

クレディセゾンのカード会員様に対し、もっと魅力的な優待サービスを使い勝手良く提供したいと思ったのが始まりです。カード会員様への優待情報サイトは2012年頃より運営してきましたが、しばらくメンテナンスしておらず顧客告知もできていませんでした。そこでサイトをリニューアルすることで、改めて優待サービスをセゾンカードの魅力の一つとして生まれ変わらせようと思いました。ポイントは、大きくは2つあります。1つは、消費意欲の旺盛なファミリー層や30~40代女性をメインターゲットとしサイトデザインや機能を充実させたいということ。もう1つは、お客様である加盟店様側の画面をもっと使いやすく、加盟店様ご自身が入力できるものを構築したい、ということでした。

リニューアルの過程で苦労された点をお聞かせください。

リニューアルに携わったスタッフはほとんど“デジタル素人”でしたので、ONE COMPATHさんと会話していても、何を伝えるべきなのかが分からない、ということがよく起こりました。現在私たちはデジタルマーケティング部所属ですが、当時は加盟店営業チームだったため、WEBの知見があるメンバーがいませんでした。リニューアルするとなって課題や実現したい世界観は明確でも、何をどう説明すればいいのか、どこをケアしなければいけないのか1つひとつが手探りでした。WEBに関する社内ルールの確認などにも神経を使いましたね。
そうやって壁にぶつかった時、よくONE COMPATHさんに相談させていただきました。自分たちのやりたいことの実現に対してどうしていくべきか、とても時間をかけて説明していただき、社内の説得などもサポートしていただきました。

細かい壁に何度もぶつかる

具体的にどんな壁があったのでしょう?

加盟店様が扱う管理画面に登録する加盟店様情報は個人情報も含まれます。金融機関ですから個人情報関連には大変厳しい基準があり、それらのセキュリティ要件の壁は高かったように思います。
また、加盟店様の所在地をGoogleマップで表示しているのですが、Google社の規約についての壁もありました。Googleの規約は頻繁に変わるため、最新情報を確認し対応するのは大変でした。
ONE COMPATHさんにはこれらの壁に直面するたび、メリットやデメリットと共に事例を共有いただいたり、急遽システム部門への説明に同席していただいたりと、本当に助けていただきました。例えばサーバーをどこに置くのがいいのか、といった細かいことも何度も相談し、納得いくまで議論できたと思います。

直感的にいいものを目指す

リニューアルのポイントをお聞かせください。

検索をしなくても旬の優待がみつかり、直感的にいいな、と思ってもらえるものをつくる、それが最大のこだわりでした。
また、サイトについてメンバー全員で意見を話し合った初期の段階から、“タグ”は絶対に必要だと考えていました。タグを実装することによって、会員様お一人お一人がご自身の興味にあったコンテンツをカテゴライズしていただけるようになりました。

ワードのイメージ
「おうち時間」「ワーママ」など人気ワードが並ぶ。
クリックすると、タグ付けされたコンテンツを一覧で見ることができる。

以前はトップページに載せられるのは8コンテンツだけで、しかも各ページを回遊いただくにしても検索から探していただくしかなかったんです。リニューアルした今は、様々な切り口で好みに近い優待を直観的に見つけられるようになり、さらに親和性が高いものを見つけやすくなりました。また現在地から検索することも可能です。当初目指した旬の優待を直観的に捉えられるサイトが出来たと思います。
デザインについては、メインターゲットであるファミリー層や30〜40代の女性を意識して優しさを感じられるものを目指し、デザイン会社さんにご協力いただきながら作りました。

トップページのイメージ
トップページ。月に1~2本掲載するという特集の可愛いバナーが目を惹く

みんなの業務負担を軽減したい

リニューアル後、社内外での反応はいかがでしたか?

サイトのリニューアルは優待をカードの魅力の一つに成長させるための“最低限の準備”だったと考えています。やっとスタートラインに立てましたし、セゾンカードの優待サービスを自信を持ってアピールできるようになりました。また、しっかりと加盟店様にご送客できるようになったことで各地の支社でも優待サービスを加盟店営業に活用しようという動きが出ています。
加盟店様は、全国展開をするような大企業だけでなく地域の商店など本当に様々です。リニューアル前までは全国各支社から加盟店様に細かいサービス内容を説明し掲載まで時間がかかっていました。メンテナンスが必要になると、全加盟店様に電話をかけてマンパワーで確認するなど業務負荷が高かったんです。リニューアル後、加盟店様に入力いただくシステムになったことで、支社から「支社の業務負担も減り、加盟店様の負荷もないので自信をもって勧められる」と喜んでもらえました。優待サイトによる送客力を武器として加盟店様との関係構築に活用しようという評価になったと思います。
また、ONE COMPATHさんにサーバーも預けていますが、保守の面は信頼してお任せでき、運用面でも安心感があります。

UU数は3倍に!一気通貫で柔軟な対応が可能になった

導入の効果を実感いただけた部分はありますか?

社内でサイト更新が完結できるようになったことが大きいです。以前は毎回費用をかけて制作会社に更新を依頼していましたが、内製化したことで柔軟に対応できるようになりました。今では月に1〜2本の特集を作っています。例えば、新型コロナウイルスが流行り始めたころ、トレンドを先取りして「おうち特集」を制作でき大きな反響を得ることができました。内製対応することでPVの山を自分達で作れるようになったことは大きいです。
繰り返しになりますが、やっとスタートに立てたと思っています。サイトを変えたからといって自然にお客様が増えるわけではないですが、やっとお客様と適切なコミュニケーションがとれるようになり、またページ整理をしっかりと行ったことで、顧客行動に対して正しい数値を把握できるようになったことでKPI管理も可能になりました。リニューアル後の効果は精緻な数字ではお伝えができませんが、UU数は3倍ほどになりました。ここからが優待サービスの定着に向けたスタートで、あとは編集の力の見せ所だと思っています。UU数をどんどん伸ばしていきたいです。

今後、弊社に期待することがありましたらお聞かせください。

ONE COMPATHさんには今後も「その時のWEBサイトのトレンドがなんなのか」「時流に合わせてどんな見せ方・システム導入をしたらいいか」など提案いただけたら嬉しいです。営業の方のお人柄も含めてONE COMPATHさんには正面から向き合っていただけて感謝しています。私たちもますますの改善を目指していきます。

ありがとうございました。
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