最重要な初期リハビリテーションに最高のセンターでした

父が脳出血で３ヶ月間の入院後、初期リハビリでお世話になりました。 全国からリハビリを受けに来る方が沢山おられるという、好評のリハビリテーションセンターです。 事前の家族受診で、「入院は３ヶ月間。それは初期リハビリの重要性を意味しています。心身ともに最も辛いこの時期のリハビリが、退院後の生活レベルを決めるので頑張って下さい」と説明がありました。 この時期の集中的なリハビリが、後遺症や自立生活の決め手となることを知り（家族の心情としては一時帰宅も考えましたが）、病院から直接、センターへの転院を選択しました。 父も「今はリハビリの時！」という気持ちを維持できたようです。 すでに１０年ほど経ちますが当初は新設間もなく、明るく開かれた空間、広々した廊下、壁には数々の絵画、センス良くきれいな設備、そして行き交う車椅子の方々の前向きな表情が印象的でした。 「ここなら “辛いリハビリ“で終わることはなさそう！」と直感しました。 入院後は、理学療法・言語聴覚・作業療法の各分野から、個人プログラムが組まれました。 正直「そこまでするんだ」と驚くほど厳しい場面もありましたが、本人の将来を可能な限り自立的に！という目標に向かう先生方の熱意に満ちていました。 家族との定期面談もあり、「今日の課題、１週間後・退院時の目標」等も説明して下さいました。 例えば作業療法では、同じ作業で飽きることなく、次は何だろう？と楽しみを持てる様々な提示がありました。 性格や好みに合わせて、ヤル気を維持する工夫がされているのかと思うほどでした。 理学療法は、体育館が大勢の方々の熱気に包まれており、クラブ活動のような雰囲気でした。 「３ヶ月が勝負」という先生方の気迫が、父にも伝わっている！と感じました。 面会時は一緒に過ごせる食事・喫茶コーナーがあり、本人の快復を家族も共に喜び、励まし、応援するひと時となりました。 別館には福祉用具展示場があり、帰宅後の生活をイメージしてみたり、相談カウンターやパンフレットも色々ありました。 駐車場は多く、また玄関前で乗降できる屋根つきスペースもあります。 家族共々、この時期の総合的で専門性の高いリハビリの重要さを、実体験させていただき本当に良かったです！急な発病や突然の事故でリハビリを余儀なくされた方のお力になれれば、と願ってお勧めします。 2008年10月14日