往診して下さるダンディーな泌尿器科医です

車椅子の父が前立腺炎を発症し、高熱、排尿痛、頻尿など様々な症状を発症した時、往診して下さる前川先生を、ケアマネージャーが紹介して下さいました。 初診のみ家族が病院へ行き、本人の病状や既往歴などについて記述と口頭で先生に報告し、往診日時の打合せを行います。 病院は、駅から徒歩で６〜７分ほどのビルの中にあります。院内はこじんまりとした静かで清潔感のある雰囲気です。 様々なパンフレットが置いてあり、掲示板も充実していました。 中高年の男性が次々と受診しておられましたが、奥さんが付き添っておられる方も多かったです。 往診では、小型の超音波の機械や器具で診察しつつ、症状をわかりやすく説明して下さいます。 また、現在の症状説明だけではなく、体全体から見た泌尿器との関係や、水分摂取や血圧管理がなぜ大切なのかなど、総合的な見地からの解説を聞かせて下さるのです。 とても勉強になります！ また、大変博学でおられ、英語のみならず語学に堪能で、歴史、クラシック、社会情勢などにも詳しく、父の関心事にも話題を欠くことがありません。 往診時間は20分ほどですが、その間、診察の他にも様々な話題をもちかけて下さるので、父の目が現役時代に戻ったようにキラキラ光ります。 家族として同席していて思うのは、病気であまり外出できなくなった父のような患者さんたちにとっては（特に泌尿器科は男性患者さんが多いと思うので）、男同士の感覚で、外からの新しい刺激を与えて、精神的にも励まして下さっている・・・そんな有難さがあります。 でも先生は自然になさっておられるのだとうな、とお見受けしますが。 支払いを往診時にできるのも、大変助かります。 医師会の理事などでご多忙にもかかわらず、専門性と人間味溢れる往診をして下さることに感謝しております。 しかも、少し白髪が見え隠れしておられるとてもダンディーな先生ですよ！ 2008年10月08日