朝から晩まで大賑わい

むかしからある整形外科です。 ほかの多くの方が書いておられるように、いつも大賑わいです。 朝も、開院時間前から、玄関前にひとが集まっていて、ちょっとした社交場のようになっています。 わたし自身は２０数年前にいったっきりですが、母は長いこと通っていました。 その母はもういませんが、いつも楽しそうに通っていました。 ２０数年前のそのころ、まだ若かったわたしは、その濃密な雰囲気、いかにも町の社交場のような雰囲気に恐れをなして（あるいは、この年頃にはとんがっていたいものでしょう、それでかもしれませんが）、少々敬遠気味の気持ちでもあって、ずいぶんと、ゆくのを躊躇しました。 けれども、いってみれば、もちろん親身に診てももらえましたし、療法は適切で、年をとると、また症状が出る可能性はあるといわれながらも、この時点ではすっかり回復、「少し敬遠しちゃったけど、まんざらでもない」なんて、偉そうに思ったりもしました。 ぼちぼち、再び症状が出るかもといわれた歳に近づき（まだ具体的にはなにも生じていませんが）、遠からず、通いはじめることになるのだろうなと思いますが、いつまでも、この雰囲気であってもらいたいものだ（年をとり、町や地域の関わりのありがたさが身にしみてくると、そんなふうに考えるようにもなるものなのですね）と思います。 2007年08月12日