旬のトピック、最新ニュースのマピオンニュース。地図の確認も。

台湾Acer Medical社と富士通、AI活用により高齢者の歩行パターン異常を検知し、将来の疾病リスク評価に向けた基本合意書を締結

2025年07月19日21時10分 / 提供:PR TIMES

AIを活用した医療画像処理および予防医学を提供する台湾のAcer Medical Inc.(注1)(以下、Acer Medical)と富士通株式会社(注2)(以下、富士通)は、「Fujitsu Uvance(フジツウユーバンス)」のオファリング「AI Technologies and Solutions」から提供する「Fujitsu Kozuchi for Vision」の骨格認識AI(以下、骨格認識AI)の活用により、高齢者の歩行パターンの異常を検出し医療従事者に定量化した歩行情報を提供することで、認知症やパーキンソン病などの早期把握を支援するソリューション「aiGait(エーアイゲイト)」powered by Uvance(以下 「aiGait」)の開発について、2025年6月25日に基本合意書を締結しました。Acer Medicalは、台湾の台北栄民総病院(Taipei Veterans Hospital)併設のデイケアセンターにて、本ソリューションの実証実験を予定しています。この実証実験では、椅子から立つ、座る、歩くといった人の動作をカメラで撮影し、骨格認識AIを用いて認知症などの疾病の患者特有の動作との共通点の有無を検証します。本ソリューションは、2025年中にAcer Medicalより台湾全土の高齢者ケア施設への導入が予定されています。

Acer Medicalは、同社が開発するモバイル端末で簡易に利用できるソリューション「aiGait」に、富士通の高精度な骨格認識AIを統合することで、立つ、座る、歩くなどの日常的な人の動作を、医学的に意味のある情報に変換させて、介護者や医療従事者による病気の早期発見支援に貢献します。本取り組みは、ヘルステックを最も必要としているコミュニティに、リーズナブルな価格で効果的なヘルスケアソリューションを提供するというAcer Medicalの描くミッションを体現しています。

富士通は、「Fujitsu Uvance」のもと、様々なパートナーとのエコシステム、Uvance Partnerを構築・拡大しながら、データとAIを活用して社会課題の解決に取り組んでいます。今回、Acer Medicalが、富士通の世界最先端の高精度な骨格認識AIを組み込んだ新たなソリューション「aiGait」powered by Uvanceを開発し、両社で協働して認知症およびパーキンソン病の早期把握支援という社会課題への取り組みを加速していきます。

リリースカテゴリのその他の記事

マピオンニュース ページ上部へ戻る