2020年09月26日17時09分 / 提供:スカイワードプラス
札幌市街を抜けると、サイロや牛の姿が現れ始める。そして空が開ける石狩湾の近くに「
石狩ひつじ牧場」がある。代表の山本知史さんは、22年間、
札幌で「チーズマーケット」を営んできた。妻の美奈子さんと、フランスやイタリアなどの生産者を訪れて、チーズや食材を直輸入している。
旅を重ね、羊飼いの暮らしやチーズを深く知るにつれ、北海道でチーズを作りたい、羊乳チーズの魅力を広めたいと思うように。そこで2016年、2haの
原野に畜舎を建て、
井戸を掘り、牧場を始めた。乳用羊はオーストラリアとニュージーランドに出向き、アワシー、イーストフリージアン種などを自ら輸入。石狩は海が近く風があり、砂地のため、乾燥を好む羊にぴったりだった。