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塩の賞味期限が切れることはあるのか?品質を保つ正しい保存方法も紹介

2020年09月03日11時00分 / 提供:E・レシピ

料理に欠かせない調味料である「塩」。みなさんの家庭にもあるかと思いますが、塩の賞味期限を気にしたことはありますか?そもそも塩に賞味期限があるかどうかをご存じでしょうか?

今回はそんなあまり知られていないであろう塩のことを紹介していきます。塩の賞味期限に関する情報を中心に、塩の正しい保存方法や固まってしまった塩をサラサラにする裏ワザなどをお届けしていきます。今までなんとなく塩を保存していたかたはぜひ参考にしてください。

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■塩に賞味期限の表示が無いのはなぜ?
「塩に賞味期限の表示はあるか?」この答えは「ない」です。そもそも賞味期限がないので、もちろん賞味期限の表示もないのです。しかし食品には賞味期限か消費期限があるイメージが強いですよね。それではなぜ塩にそれらがないのかを詳しくお伝えしていきます。

・賞味期限・消費期限とは

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まず賞味期限と消費期限の違いを説明していきましょう。

《賞味期限》
食品の劣化が比較的遅いものに表示される。
おいしく食べられる期限なので、過ぎてしまってもすぐに食べられなくなるわけではない。
例:缶詰、カップ麺、スナック菓子など

《消費期限》
食品の劣化が早いものに表示される。
安全に食べられる期限なので、過ぎてしまったら捨ててしまった方が良しとされる。
例:惣菜、ケーキ、生の肉など

もし塩にどちらかの表示があるなら賞味期限だと予想できますね。しかし塩には先述したように賞味期限はなく、開封後何年経っても食べることができると言われています。その理由がなぜなのかを次の項で詳しくお伝えしていきます。

・品質が変わりづらい
食材の品質が変わってしまうのは細菌や微生物が繁殖して活動するのが原因です。細菌たちが繁殖するには水分が必要なのですが、塩にはその水分がほとんどありません。そのため、品質が劣化しにくいのです。

・“浸透圧”による殺菌作用がある

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浸透圧とは、濃度の違う2つの液体を合わせると濃度の薄いほうが濃いほうへと移動し同じ濃度になろうとする力のことです。たとえば、野菜に塩をもみこむと水分が出るのも浸透圧が原因です。

塩のように塩分濃度が高い物質に細菌がつくと塩は細菌の細胞から水分を奪います。水分を失った細菌は生きることができなくなり死滅するので、塩は腐らないとされているのです。その原理で漬物は長期保存が可能なんですね。

■ブレンドされたものは注意!賞味期限表示のある塩
塩ならばすべて賞味期限はなく、何年でも安全に食べられるのでしょうか?この答えは「NO」です。たとえばハーブ塩やごま塩などブレンドされている塩は、ブレンドした素材に賞味期限があるので、賞味期限表示が必要になります。それではブレンドされた塩の賞味期限について詳しく紹介していきましょう。

・ハーブ塩

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塩にハーブをブレンドしたもので、ハーブソルトと呼ばれたりします。また、よく耳にする「クレイジーソルト」や「マジックソルト」はハーブ塩の一種です。

《おすすめの使用方法》
肉料理、魚料理、サラダ
賞味期限:約1~2年

ハーブ塩はブレンドする素材の種類がたくさんあり一概には言えませんが、だいたい賞味期限は1~2年のものが多いです。賞味期限が切れてしまうとハーブの香りが弱くなる場合もあるので、期限内に使い切るのがおすすめです。

・トリュフ塩

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世界三大珍味の1つであるトリュフをリーズナブルに味わえると大人気のトリュフ塩。トリュフの独特の香りがアクセントになり、食べ慣れている料理があっという間に高級な一品に大変身します。

《おすすめの使用方法》
肉料理、卵料理、パスタ
賞味期限:約1~2年

トリュフ塩は賞味期限が長くても風味が飛びやすいので、開封したらできるだけ早く使うように心がけましょう。

・ごま塩

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ごまの香ばしい香りと塩は相性抜群で、お米にかけるイメージが強いのではないでしょうか。

《おすすめの使用方法》
赤飯、おにぎり、さつまいも料理
賞味期限:約1年

ごまは水分は少ないのですが、油脂分を多く含んでいるので賞味期限があります。ごまは品質の劣化が進むと酸化し、古い油のような臭いがするので心配な場合は匂ってみると良いでしょう。

・わさび塩

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塩のしょっぱさの中にわさびのツンとした辛さがクセになる塩です。

《おすすめの使用方法》
肉料理、天ぷら、お茶漬け
賞味期限:半年~1年

わさび塩は作っている会社によって賞味期限の長さが大きく違います。購入したら賞味期限を確認しておいしい内に使い切るようにしましょう。

■賞味期限が無くても油断は禁物!塩の正しい保存方法

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「賞味期限がないなら保存方法もそんなに気にしなくていいのでは…?」は間違いです!確かに品質の劣化が緩やかで腐ることのない塩ですが、正しい保存方法があります。
ポイントは塩の〈固まりやすい〉〈匂いが移りやすい〉という性質です。詳しくお伝えしていくので、みなさんの現在の保存方法と照らし合わせてみてください。

・高温・多湿の場所には置かない

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塩は高温と湿気を嫌うので、直射日光を避けて水気のない場所に置くのがおすすめです。先述のように塩は固まりやすい性質を持っているので、高温多湿の場所に置いておくと塩が固まってしまうのです。

《塩の保存がOKな場所》
キッチン上の戸棚など
塩の保存に良い環境は湿気の少ない常温の冷暗所です。床に近い場所だと湿気の心配があるので少し高さのある場所に保存しましょう。

《塩の保存がNGの場所》
冷蔵庫
冷蔵庫から出し入れする際の温度変化によって、結露が発生してしまいます。

シンクなどの水回り
水回りは湿気の多い場所なので避けましょう。

コンロ回り
調理する際に湯気などの蒸気があたるコンロ回りはおすすめできません。

・匂いが強いものを近くに置かない
また、塩は匂いを吸着しやすい性質を持っています。匂いが強いものの近くに置いてしまうと風味が変わってしまうので、十分注意しましょう。

・密閉出来る容器に入れる
塩のおすすめの保存場所をお伝えしてきましたが、塩を正しく保存するには保存容器も重要になってきます。

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固まることや匂い移りを防ぐために密閉できる容器で塩を保存しましょう。大容量の塩を購入した場合も、そのまま袋やパックで保存するのではなく密閉容器に入れるのが安心です。

調理の際や食卓で使う塩は使用頻度が高いので、密閉性よりも片手でフタが開けられるような使いやすい容器を選ぶのも良いでしょう。しかし短期間で使い切れるように小さい容器にするのがおすすめです。また、乾燥剤や炒った生米などを塩と一緒に保存容器に入れておくと湿気を吸収してくれますよ。

■固まってしまった塩をサラサラにするには?

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保存方法を気をつけていても塩が固まってしまった場合はどうしたらいいのでしょう?使うには不便ですが食べられないわけではないので、捨ててしまうのはもったいないですよね。そこでここからは、固まってしまった塩をサラサラに戻す裏ワザを紹介していきたいと思います!

・「電子レンジ」で温める
塩が固まってしまうのは湿気が原因です。水分を飛ばすことで塩をサラサラにすることができます。まずは電子レンジで温める方法を紹介します。

固まってしまった塩を耐熱容器に入れ、500Wの電子レンジで30秒から1分加熱するだけです。ポイントは耐熱容器にはフタやラップをしないこと。水分を飛ばすことが目的なので、フタもラップも必要ありません。加熱後はとても熱いので、粗熱を取ってから保存容器に戻しましょう。

・「フライパン」で乾煎り

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塩の水分を飛ばす方法としてフライパンで乾煎り(からいり)するのもおすすめです。とても簡単な方法で、固まってしまった塩を油のひいていないフライパンに入れ、弱火で加熱するだけです。加熱しているときに塩が焦げないよう、フライ返しなどで時折かき混ぜる必要があります。

・かたまりを水で溶かす
ほとんどの塩のかたまりは上記の方法でサラサラになりますが、もしかたまりがほぐれない場合の対処法もお伝えします。
その方法はずばり塩を水に溶かしてから取り出すという方法です!塩を水で溶かし、その塩水をフライパンで加熱して水分が飛んだら塩が出てくるという仕組みですね。塩を溶かす水が多すぎると水分が飛ぶのに時間がかかるので、少量の水で溶かすようにしましょう。

■塩だけじゃない!賞味期限が無い食品の理由とは

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塩は紹介してきたように、品質が変わらないことや浸透圧による殺菌作用があるため賞味期限がありません。塩のほかにもそのような食材はあるのでしょうか?私たちの身の周りの賞味期限がない食品と、その興味深い理由を紹介していきます!

・砂糖
塩と同じようにどの家庭にも常備されているであろう砂糖。実は砂糖も塩と同じように品質の劣化がほとんどないので賞味期限がありません。

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砂糖は塩と同様、細菌が繁殖するのに必要な水分がほとんど含まれていません。その理由から湿気のないところで正しく保存されていたら、何年経っても品質が変わらないのです。ジャムなどの砂糖を使った加工食品は日持ちするものが多い印象がありますが、これは砂糖の中で細菌が繁殖できないことが理由なのです。

・酒類

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酒類といってもすべての酒に賞味期限がないわけではありません。賞味期限がないのは日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキーなどアルコール度数の高い酒です。反対に賞味期限があるのはビールやチューハイなどアルコール度数が比較的少ないものです。

賞味期限がない理由としては、アルコールによる殺菌作用で腐敗が進まないことが挙げられます。この理由でアルコール度数が高いか低いかで賞味期限の有無が決まるのです。

しかし賞味期限がないからと言って、何年もずっとおいしく飲めるわけではありません。腐敗は進みませんが風味は時間が経つにつれて変わっていってしまいます。そのため製造会社によっては「〇ヶ月以内には飲んでほしい」という希望から賞味期限を記載するところもあるので、できるだけ早く飲んだほうが良いということは頭に置いておきましょう。

・ガム
ガムは性質と包装方法から賞味期限が必要ないとされています。

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ガムの原料はガムベース、砂糖やキシリトールなどの糖類、ミントやフルーツなどの香料で、これらは時間が経っても劣化が少ない成分です。また水分が少ないので菌が繁殖できない環境であると言えます。包装方法は密封性が非常に高く、このことも賞味期限がない理由として挙げられます。

・アイスクリーム

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アイスクリームに賞味期限がない主な理由は管理方法です。アイスクリームは、メーカー倉庫では-20℃で、家庭ではだいたい-18℃で管理されます。この低い温度では細菌や微生物は活動することができません。よって、商品の劣化が極めて少ないと判断され賞味期限がないのです。

ただし酒類と同様、味が変わらないということは保証できません。特に冷凍庫は開閉するたびに温度が変化し、アイスクリームの食感や風味を変えてしまう可能性があります。長期保存はできますが、おいしく味わうためには早めに食べたほうが良いでしょう。

■なんとなく保存はもう卒業!塩は正しく保存しよう

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塩にはなぜ賞味期限がないのか、どのような方法で保存すればいいのかなどをお伝えしてきました。なんとなくの方法で保存してしまいがちな塩ですが、使用頻度の高い調味料だからこそ正しい方法で、より長くよりおいしく保存していきたいですよね。ぜひ紹介した保存方法を参考にして、塩を使った調理を楽しんでください!

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