2025年12月02日10時31分 / 提供:Digital PR Platform![]()
藤田医科大学 脳神経内科学 水谷泰彰准教授、東篤宏助教(現神戸大学)、渡辺宏久教授、内分泌・代謝・糖尿病内科学の鈴木敦詞教授、清野祐介准教授、医用データ科学の吉本潤一郎教授、オープンファシリティセンターの前田康博准教授らの研究グループは、パーキンソン病における体重減少の原因を解明するため、エネルギー代謝異常に着目し、体組成と血中代謝物のデータを多面的に解析しました。この結果、パーキンソン病患者では体重減少の原因として体脂肪の減少が関与することを明らかにしました。また、糖代謝の低下と脂質代謝の亢進、すなわちエネルギー代謝のシフトを認めることが明らかになりました。この発見は、パーキンソン病におけるエネルギー代謝の理解を深め、今後の栄養介入や代謝に着目した治療戦略の構築に寄与することが期待されます。
本研究成果は、英国医学ジャーナル「Journal of Neurology, Neurosurgery & Psychiatry」オンライン版で2025年11月30日に公開されました。
論文URL : https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41320476/
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