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心不全タイプ“HFpEF”における突然死の新たなメカニズムを解明

2025年11月25日14時00分 / 提供:Digital PR Platform

予防医療への応用に期待

藤田医科大学ばんたね病院 循環器内科の祖父江嘉洋准教授らの研究グループは、心不全患者2,331例の大規模前向きデータに着目し、心不全の中でも特に患者数が増えている「HFpEF※1(左室駆出率が保たれた心不全)」の突然死の機序と危険因子を詳細に解析しました。その結果、HFpEFでは突然死の半数以上が致死的不整脈(心室頻拍・心室細動)ではなく、 “心停止(asystole)”で発症すること、さらに NYHAクラスIIIとQTc延長(≥480ms)が突然死の独立した予測因子であることを明らかにしました。
これらの成果により、HFpEFにおける突然死は従来の心不全とは異なるメカニズムで起こり得ることが示され、今後、表現型(HFrEF/HFmrEF/HFpEF)ごとのリスクに応じた予防戦略や管理方針の確立が期待されます。本研究成果は、英国・ロンドン発行の国際学術誌「Scientific Reports」(Nature Portfolio)(2025年10月23日号)に掲載され、併せてオンライン版が2025年9月26日(日本時間)に公開されました。

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