2024年04月26日17時40分 / 提供:PR TIMES
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて取り組みを加速
大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 以下:DNP)は、2030年度に向けた温室効果ガス(GHG)排出量削減目標について、早期に達成できる見通しにより、今回、国際基準である「1.5℃目標」に準じて引き上げました。
DNPグループは、2022年度末(2023年3月末)には、2030年度をターゲットとしたGHG排出量削減目標の9割を達成しており、この取り組みをさらに加速させるため、2024年4月に環境目標*1を引き上げました。また、資源循環率や水使用量削減等についても2030年度の目標に更新し、より挑戦的な目標としました。
DNPグループは、持続可能な社会の実現に向けて「DNPグループ環境ビジョン2050」を掲げ、「脱炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」実現への取り組みを加速させています。今回、挑戦的な環境目標に更新することで、取り組みを一層推進していきます。
【2030年度に向けた中期目標】
■GHG排出量、資源循環率、水の使用量、環境配慮製品サービスについて
*DNPグループのM&A等による組織・体制の変化などを考慮し、基準年度の数値を見直しています。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/69194/table/591_1_9210dece2b07df990ba636559d718b9e.jpg ]
[画像: https://prtimes.jp/i/69194/591/resize/d69194-591-3117f21587c2c96dacc8-0.png ]
■再生可能エネルギー導入の促進について
DNPは、各拠点で再生可能エネルギーによる電力の導入を進めています。2023年にはDNPファインオプトロニクス三原東工場(広島県)等に導入し、2024年にはDNP市谷鷹匠町ビル・DNP市谷左内町ビル(東京都)、DNPテクノパック泉崎工場(福島県)、2025年には本社であるDNP市谷加賀町ビル(東京都)への導入を予定しています。
■省エネ設備導入の促進について
DNPは、省エネ効果の高い設備への投資を優先して行っていくため、設備選定時にインターナルカーボンプライシング(ICP)*3を用いて判断しています。このICPについて今回、該当設備が排出すると想定するCO2に対して、1トンあたり3,000円換算から20,000円換算に変更します。
【今後の展開】
DNPは今後も継続して、脱炭素をはじめとするさまざまな環境課題の解決に取り組み、持続可能なより良い社会、より心豊かな暮らしを実現する新しい価値を提供していきます。また、国際的な枠組みであるTNFD(Task Force on Nature-related Financial Disclosures)が提言するフレームワークを活用して、気候変動が事業に及ぼすリスクと機会について、より透明性を高めた情報開示を行い、多様なステークホルダーとのさらなる対話を進めていきます。
*1 DNPの環境目標 → https://www.dnp.co.jp/sustainability/environment/management/index.html#anchor05
*2 DNP独自の評価により、環境配慮に優れた製品・サービスを「スーパーエコプロダクツ」として特定しています。
*3 インターナルカーボンプライシング(Internal Carbon Pricing:ICP):企業が独自に炭素価格を設定し、組織の戦略や意思決定に活用する手法。
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