2025年12月05日10時00分 / 提供:PR TIMES![]()
明治大学理工学部物理学科の佐藤寿紀専任講師、京都大学理学研究科の松永海(博士後期課程2年)、内田裕之助教等の研究グループは、X線分光撮像衛星(クリズム;X-Ray Imaging and Spectroscopy Mission)による超新星残骸カシオペア座Aの精密X線分光観測によって、巨大な恒星の内部で塩素やカリウムが大量に合成されていたことを明らかにしました。この成果は、恒星の内部活動が、宇宙における生命必須元素の供給源として重要な役割を果たしていることを示唆しています。明治大学がこれまで開発に携わった高分解能分光装置「Resolve(リゾルブ)」による観測成果です。
本研究成果は、科学雑誌『Nature Astronomy』オンライン版(12月4日付)に掲載されました。
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