20代の女性が刺殺体で発見される。殺人及び死体遺棄の容疑で逮捕されたのは、19歳の男性。元裁判官の弁護士・菊地が彼を弁護することになるが、やがて法廷では意外な事実が次々と露見し……。大岡昇平の裁判小説を、WOWOWにて連続ドラマ化した『連続ドラマW 事件』。1978年製作の映画版をはじめ、過去にも映像化されてきた名作が、裁判員裁判制度が導入された令和の時代によみがえる。事件の裏にどんな真実が潜んでいるのか? そもそも、“真実”とは何なのか? 主人公の菊地を演じた椎名桔平に話を聞いた。
この裁判は主人公・菊地にとっては自分との戦いでもある