ドキュメンタリー映画『もったいないキッチン』が8日(土)から公開になる。本作は監督も務めたダーヴィド・グロスが日本を旅しながら、捨てられてしまう食材を救出する過程を描いた作品だ。
と聞くと、食品ロスに対する意識の高いメッセージを強く訴えている面倒な映画なの? 食品ロスを許せない立派な人たちが立派なコメントをするための映画なの? と思う人もいるかもしれない。しかし、グロス監督は穏やかな笑みを浮かべてこう語る。「私は“こんな風に感じろ!”と強いメッセージを訴えかけてくる映画を観るとイヤな気持ちになるんですよ」。撮影を通じて、旅を通じて、グロス監督は一体、何を考えたのだろうか?