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中国の高速鉄道、香港へついに乗り入れ【さかいもとみの旅力養成講座】

2019年01月14日14時05分 / 提供:TRAICY(トライシー)

中国全土の主要都市を結ぶ高速鉄道のネットワークが9月23日、ついに香港への乗り入れを果たしました。これにより、香港と中国本土の44駅が直行で結ばれることになります。 中国の高速鉄道といえば、開通早々に衝突事故を起こしてしまい、日本での評判を著しく落としてしまったという経緯があります。ところがその後は順調にネットワークを広げ、いまでは全長25,000キロを超える世界最大の規模を持つに至りました。 香港の発着駅は、九龍半島西側の埋立地に新たに建てられた「西九龍駅(West Kowloon Station)」で、高速列車の専用駅となっています。地下鉄の柯士甸(Austin)と接続、エアポートエクスプレスが乗り入れる九龍駅や、中国大陸方面およびマカオとの高速船が発着する中港城(China Hong Kong City)からも至近距離です。 さて、香港と中国本土とが高速鉄道で繋がったことで、各都市への所要時間が従来に比べて格段に短縮されたことは言うまでもありません。列車に乗っている時間だけで比べてみると、深圳まで約1時間が28分に、広州まで約1時間40分が最速で50分とそれぞれおよそ半分ほどになったほか、北京行きが7時間、上海行きが6時間半を切るほどとなりました。面白いところでは、桂林経由の昆明行き(所要約7時間40分)という列車も走っています。 中国の出入国審査は香港で実施 香港から中国本土に向かう高速列車の大きな特徴は、なにはなくとも「中国の出入国審査は香港の駅で行う」ということでしょう。 中国本土行きの列車の乗客は、香港側西九龍駅構内にある「中国本土側の出入国審査官」からパスポートのハンコをもらうこととなります(逆もまた同じ)。 「香港は中国の一部でしょう? そもそもどうして検査があるの?」という疑問を持つかもしれません。 香港は確かに1997年7月に「英国から中国へ返還」され、香港基本法には「50年間は返還以前の決まりを引き継ぐ」とあります。そのため香港では返還後20年以上経ても、国際的に認められたひとつの「地域」として独立したパスポートチェックを行っています。 今回、高速鉄道開通に当たり、政府は「本土入国検査は西九龍駅構内で行い、そのチェック後エリアは本土の司法権が及ぶ」と決めてしまいました。 一部の議員らが「中国の警察や役人が香港領内で活動するのは基本法の趣旨に反する」と猛烈に抗議しましたが、結局、香港側で中国本土出入国の通関が行われることで決まりました。 この新しい施策のお陰で、香港発車までに中国の入国スタンプを受けることができるという、旅行者にはありがたいしくみとなりました。つまり、香港から向かう旅行者は本土側の駅に着くなり、自由に行動できるというわけです。また、香港発の長距離列車で本土各地に向かうと途中駅からごっそりと乗って来ます。つまり「香港出入りの列車も中国国内列車扱い」となっています。 なお、従来の香港・ホンハム駅と本土を結ぶ「城際直通車(Intercity Express)は以前と同様に運行しています。 気になるお値段と切符の入手は?

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