思い通りに相手の信用を得たり、好かれたり、聞きたい情報を聞き出したり、隠し事を打ち明けさせたりすることができたら、それは仕事でも恋愛などのプライベートの人間関係でも大きな武器になるに違いない。
それには「巧みな話術」や「相手の関心を惹きつけるカリスマ性」が必要だろうか。いや、実はそうではないのかもしれない。
■自分の思考や行動を封じる
相手の信用を得るのも、隠していた秘密を自ら話させるのも、必要なのは「話す」「説得する」といったこちらからの働きかけよりも、相手の話を「聞く」こと。そして聞くことには特別な才能は必要ない。傾聴は誰にでもでき、しかも得るものの多いスキルなのだ。