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白川裕二郎、20周年に感謝 - 純烈メンバーとして活動しているのも『ハリケンジャー』のおかげ

2023年06月16日17時00分 / 提供:マイナビニュース

●ハリケンジャーもゴウライジャーも大人になりました
2002~03年に放送されたスーパー戦隊シリーズ第26作『忍風戦隊ハリケンジャー』の20周年を記念したVシネクスト『忍風戦隊ハリケンジャーでござる! シュシュッと20th anniversary』が、6月16日より全国劇場にて期間限定上映される。『ハリケンジャー』といえば、10年前に『忍風戦隊ハリケンジャー10YEARS AFTER』(2013年)という「10周年記念作品」が作られて大ヒットを飛ばしたことが思い出される。あれから10年、今また時代を軽やかに飛び越えて、また新たなスーパー戦隊の魅力を伝えに現れたというわけだ。

『ハリケンジャーでござる!』単独インタビューの今回は、電光石火ゴウライジャーのカブトライジャー/霞一甲を演じる白川裕二郎が登場。今や国民的人気を誇るムード歌謡グループ「純烈」のメインボーカルとして全国各地を飛び回り、多忙を極める白川だが、その厳しいスケジュールの合間をぬって、みごと仲間たちとの共演が実現した。時代劇の本場・東映京都撮影所でキャスト陣が集結したとき、白川の胸に去来したのはどんな思いだったのだろうか。20年の時を経て、精悍なヒーロー像に大人の色気が加わった白川の魅力的なメッセージをご堪能いただきたい。

――『ハリケンジャー』10周年記念作品に続き、10年後にまた20周年記念作品が実現したことについての感想を聞かせてください。

『忍風戦隊ハリケンジャー 10YEARS AFTER』は、まさに山本康平(ハリケンイエロー/尾藤吼太役)と長澤奈央(ハリケンブルー/野乃七海)の2人が企画を立ててくれて、そこに多くのスタッフさんたちが力を貸してくれたことで実現した作品でした。そしてまた、康平たちの熱意によって20周年記念作品が生まれたというのは、本当にありがたいと思いました。

――製作実現の鍵は、超多忙な白川さんのスケジュールを確保すること、と山本さんがおっしゃっていましたね。

僕が多忙というより、純烈がとにかく忙しくて……。今回、各方面の方々にご迷惑をおかけしつつ、多大なご協力をいただいて、なんとか撮影することができました。もしもの話ですが、どうしてもスケジュールがうまくいかなければ、僕以外の4人だけでも『ハリケンジャー』を作れたかもしれません。でもそうではなく、僕を含めてみんなそろって出演が叶った……。5人そろって同じ作品に出られたことが、とにかく嬉しかったです。

――今回の『ハリケンジャーでござる!』は江戸時代の疾風流、迅雷流忍者が主役ということで、通常の東映東京撮影所ではなく東映京都撮影所が拠点となりました。京都での撮影について、どう思われましたか。

20年前『天罰屋くれない 闇の始末帖』にレギュラー出演していたころ、京都撮影所のスタッフさんにはお世話になっていました。今回の衣装を担当されていた古賀博隆さんとは、あのとき以来20年ぶりの再会で、お互い「懐かしいねえ」と喜び合いました(笑)。本作は、ハリケンジャーやゴウライジャーは登場するものの、江戸の町を舞台にした本格的な時代劇として作られています。そもそも『ハリケンジャー』は現代の忍者が主人公ですから、時代劇とはとても親和性が高いんです。なので、今回の世界観は自分にとってもすんなり受け入れることができました。

――弟・一牙(いっき)と共に「将軍家御庭番」を務める迅雷流忍者・一角は、鷹之介(演:塩谷瞬)、なみ(演:長澤奈央)、吼太郎(演:山本康平)ら疾風流忍者にとって相容れない存在……ライバルとして描かれていましたね。

一角と一牙は兄弟なんですけど、それぞれ独立した一匹狼という立ち位置でもあります。お互いそのように考えていて、一角は一牙にも心を許していません。しかし内面には熱いものがあって、仲間思いの部分も持ち合わせている……と思って演技をしていました。疾風流の3人が僕たちに対し、何かと突っかかってくるところなんて、『ハリケンジャー』初期エピソードでの、ハリケンジャーとゴウライジャーの対立関係を思わせましたね。そこからオイランダやアウンジャとの戦いを経て、だんだんと鷹之介たちとの仲間意識が芽生えていく。対立から和解、共闘へ……といった気持ちの流れを心に留めていました。

――江戸時代の一角と現代の一甲とでは、演じ方に違いがあったりするのでしょうか。

僕の中では、一角も一甲も同一人物的というか、どちらも同じように演じようと思いました。ただ一甲のほうが、この20年間で仲間との絆が深まっているので、笑顔が多かったかもしれないです。20年を経て、ハリケンジャーもゴウライジャーも大人になりましたから(笑)。

●テレビシリーズ以来20年ぶりの共演という気持ち

――霞一鍬、そして一牙を演じられた姜暢雄さんとは、『10YEARS』以来10年ぶりの共演になりました。ひさびさの兄弟共演はいかがでしたか。

『10YEARS』のときは、ハリケンジャー、ゴウライジャーがバラバラになるという筋書きでしたから、霞兄弟がガッツリ一緒にいたわけではなかったんですが、今回はもうノブ(姜)と最初から最後までずっと同じ場所で撮影をしていた感じです。それだけに、テレビシリーズ以来20年ぶりの共演という気持ちでしたね。20年前はお互い新人でしたが、ノブはあれからいくつもの現場をこなし、数々の経験を積んで立派な俳優になっていました。彼の顔つき、お芝居の仕方、すべてが勉強になりましたし、役者って凄いなあ……と改めて実感しました。僕は純烈メンバーになってから歌がメインとなり、役者をほとんどやっていませんから、よけいにそう思いました。

――非常にタイトな撮影スケジュールだったそうですが、お休みの日などはありましたか。

約一週間という撮影期間の中で、1日だけ完全オフの日があったんです。もう、前の晩は嬉しくて嬉しくて、眠れませんでした(笑)。早いうちにアクションの方々と一緒に食事をしたあと、ハリケンジャー&ゴウライジャー組は清水寺へ行きました。(塩谷)瞬だけどうしても仕事の都合で行けなかったのが残念でしたが、他の4人でものすごくはしゃいで、京都観光を満喫できました。

――5人それぞれの個性的な忍者アクションが見どころです。白川さんは民家を突き破りながら、大迫力の立ち回りを披露されていましたね。アクションシーンを演じられたときの感想を聞かせてください。

アクション監督の竹田道弘さんが僕をはじめとするみんなの身体能力や動きのクセを熟知しているんです。そのため、それぞれにどんなアクションが得意なのか、みんなで話し合いながら立ち回りを作っていくことができたのが本当によかったと思いました。僕は利き足が左なので、右足で蹴ったほうがやりやすいんです。現場で段取りをつける際、竹田さんにそのことを伝えたら「おお、ぜんぜんいいぞ!」って、左足から右足への変更をすぐOKしてくれました。みんな、いつもより気合いが入っていましたし、竹田さんもひさびさの『ハリケンジャー』ということで、力がこもっていたように見えました。

――200年後の未来から、カブトライジャー/一甲が一角の前に姿を現しました。ここでみなさんが疾風流、迅雷流の衣装を身に着けているのを見て、改めてこの作品が『ハリケンジャー』なんだと気づかせられる思いでした。

あのシーンでの僕の気持ちはただひとつ「当時の衣装、無事に着ることができてよかった……」という安堵でした(笑)。なにしろ20年前と同じ衣装ですから、サイズ的に大丈夫かなと心配していたんです。若いころはみんなシュッとしていて、細いじゃないですか。僕自身、体型が変わらないようトレーニングしていますけど、20年前からだと5kgくらい増えてますからね。

――20年でわずか5kgでしたら、ほぼお変わりがないのと同じだと思います! さて、今回はテレビシリーズのオリジナルキャスト再結集が大きなポイントですが、初登場となるキャラクターも鮮烈な印象を与えてくれました。共演者の方のご感想を聞かせてください。

オイランダを演じた陽月華さんが、とにかく凄かったですね。視線の動かし方、声の出し方、すべてのセリフ、しぐさを自分のものにしていました。いったい、どれだけの役作りをしたんだろうと思うと、戦慄を覚えるほどすばらしいお芝居でした。そして、僕たち(一角、一牙)がお守りする照姫役・羽瀬川なぎさん。もう、可愛らしくてねえ(笑)。一角・一牙は姫をどれくらい護衛してきたのか、画面上で見えていない部分をどこまで作っていけるかなというのが僕らの課題でしたから、撮影していないときでも積極的に話しかけて、彼女と打ち解けていこうと努めました。そういった3人の良い関係が、画面から少しでも出ていればいいなと思っていました。

――照姫にどんな災いが襲いかかっても、一角、一牙の兄弟がいれば安心という、心強さが感じられました。

僕らはそんなにセリフが多くないので(笑)。ちょっとしたたたずまいで、兄弟としての関係性を強めたいと思いながらやっていました。たとえば、言葉を交わさずに目くばせだけで意志を伝えあうとか、そういうのはノブと話し合いながら作っていきました。

――本作の撮影中、白川さんと姜さんが里見浩太朗さんにお会いしたそうですね。

たまたま京都撮影所にいらっしゃったので、ノブと共にご挨拶させていただきました。里見さんとはリーダー(酒井一圭)と一緒に『水戸黄門』の舞台でご一緒したんです。僕が格さんで、リーダーが助さん役です。上演が終わったあと、「どうでしたか?」とお聞きしたら「うーん、もうちょっとだな」って言われましたけど(笑)、原田龍二さん、合田雅吏さんという「最強の助さん格さん」がいらっしゃるので、お2人に負けない助さん、格さんになれるよう、今後も頑張りたいなと。里見さんはものすごく優しい方で、純烈メンバー全員に極厚のステーキをごちそうしてくださるなど、よくしていただきました。いつお会いしても若々しくて、すてきな大先輩です。

――改めて『ハリケンジャーでござる!』の白川さん的おすすめポイントを教えてください。

山本康平さんの「長い髪の毛」ですね! なにしろ、無駄に長い! 現代の吼太と江戸時代の吼太郎、どちらも髪型が変わってないので、これが僕のおすすめポイントです(笑)。

――今回の『ハリケンジャーでござる!』で、昨年の『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』(2022年)に続いてヒーローを演じられた白川さんですが、またどこかからヒーローを呼ぶ声があったら、駆け付けたいと思われますか?

もちろんです。『忍風戦隊ハリケンジャー』で霞一甲という役を演じたからこそ、たくさんの方たちに自分の存在を知っていただけたわけですし、純烈メンバーとして活動しているのも、『ハリケンジャー』のおかげです。もしもまたチャンスがめぐってくれば、またヒーローとしてみなさんのもとへ駆け付けたいと思います!

(C)東映

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