2022年12月15日18時17分 / 提供:マイナビニュース
大阪市とパナソニック コネクトは12月15日、「スマートシティの実現に向けた画像解析技術の利活用にかかる連携協定」を締結したと発表した。
同協定により、スマートシティの実現に向けた画像認識技術の用途に関する調査研究及びデータ利活用のあり方についての調査研究を実施する。また取得したデータの適切な取り扱いも検討する。また両者は大阪モデルのスマートシティ実現に向けて、顔認証技術やAIカメラをはじめとする画像解析技術の利活用の可能性などを追求する。
顔認証技術は、本人確認業務や入退セキュリティ、施設等の鍵の管理などの厳格化・省力化・利便性向上の観点、画像解析技術は、AIを活用した画像解析による事象の早期発見や業務効率化の観点で社会実装が進んでいる。
パナソニック コネクトは、約40年以上社会に展開してきた画像解析技術と、その技術を基にした顔認証技術のイノベーションを推進することで、社会課題の解決や新しい価値の創造を目指す。同定の第一弾として、画像解析技術の可能性検証を目的とした、「OSAKA光のルネサンス2022」実施会場での人流検知・通過者カウントの共同実証実験を行う。
実証実験ではパナソニック コネクトのAIを活用した画像解析技術により、特定エリアにおける群衆の移動方向と移動量、および人の密集度合を可視化。データを活用したイベント開催時における賑わいの効果測定などの可能性を検討する。
大阪市とパナソニック コネクトは今後、顔認証・画像解析技術を活用した住民へのサービス向上並びに市役所の業務DX、まちづくりへの活用の実現に向けて大阪市役所庁舎内をフィールドとした実証などを検討していく考えだ。