2022年12月05日16時22分 / 提供:マイナビニュース
Sansanは12月5日、オンライン学習サービスを提供するSchooと業務提携契約を締結したと発表した。これにより、Sansanが提供するキャリアプロフィール「Eight」内のキャリアタブにおいてテーマに沿ったSchooのコンテンツを配信し、ビジネスパーソンのリスキリング(学び直し)を後押しする学習コンテンツを拡充する。
Schooは2012年のサービス開始後、「未来に向けて、社会人が今学んでおくべきこと」をコンセプトとした生放送授業を毎日無料で提供している。過去の放送は録画授業として約8000本を公開中。法人向けには社員研修と自己啓発学習の両立を支援する「Schoo for Business」を提供しており、登録会員数は約80万人、導入企業実績は2700社を突破している。
一方、Eightのキャリアタブには、キャリアアップに役立つスキルを身に付けることができる「スキルレポート」や、さまざまな企業の事業や取り組みを紹介する「企業レポート」、そして「求人情報」を掲載している。
今回の業務提携により、Schooで提供している録画授業などの学習動画がキャリアタブで視聴できるようになる。学習動画は、「ビジネス基礎力」や「デジタルリテラシー」など総合的な内容から、職種に特化した内容まで幅広いジャンルを揃えているという。
またキャリアタブの「営業」に加え今回新たに追加する「経営企画・マーケティング」のカテゴリーにそれぞれマッチしたものを、Schooで選定し毎日1本ずつレポート記事と併せて公開。ユーザーはどの動画も無料で視聴することができ、好きなときに、好きな場所で、好きな分だけスキルを学ぶことが可能だ。
昨今、ビジネスパーソンのキャリア形成において「リスキリング」は関心を集めており、帝国データバンクの調査でも、半数に近い48.1%の企業がリスキリングについて取り組んでいると回答している。また2022年10月の岸田内閣の所信表明演説では個人のリスキリング支援に5年間で1兆円を投資することが言及され、これまで以上に機運が高まっている。
5日に開催された記者会見でSchoo 執行役員 CCOの滝川麻衣子氏は、「学習コンテンツの提供によるリスキリングサポートにより、ビジネスパーソンのライフタイムに共に伴走していく。雇用流動化に向かう社会で、自信を持って自らのキャリアを築けるよう支援していきたい」と意気込みを述べていた。