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JST、創発的研究支援事業に採択された若手研究者252人を公表

2021年02月19日20時43分 / 提供:マイナビニュース

文部科学省傘下の科学技術振興機構(JST)は2021年2月17日にJST理事長記者説明会を開催し、2020年2月から公募を始めた「令和2年度創発的研究支援事業」(2020年度分)に採択された担当研究者252人の名前と所属先の研究機関名、そのテーマ名を公表し、その採択経緯などを説明した。

同事業は内閣府・文部科学省が日本の「研究力向上改革2019」という若手研究者育成施策計画に基づいて始めた“破壊的イノベーション”創出につながる若手研究者を育成支援事業である。原則7年間(途中ステージゲート審査を挟んで最大10年間)にわたって長期的に支援する計画だ。日本国内で若手研究者が独創的な研究開発成果を上げることを狙った研究開発プロジェクトであり、日本での研究開発能力を高めるプロジェクトとして期待されている。

今回の採択結果では、日本47都道府県の中の34都道府県にある大学や研究機関など81機関に所属する252人の若手研究者が選ばれた。252人の中には海外の研究機関に所属する4人・4機関含まれているが、いずれ日本の研究機関に戻ると予想される若手研究者である。

研究機関の中で採択件数が多いのは、東北大学27件(応募件数は185件)、東京大学22件(同123件)、京都大学20件(同144件)、大阪大学18件(同129件)、九州大学14件(同164件)、名古屋大学13件(同127件)という結果となった。

JSTは会見で、採択された創発的研究テーマの代表事例として16件を紹介。例えば岐阜大学の河村奈緒子特任助教は「革新的な合成化学を用いた多糖の機能研究と応用」という研究テーマを提案し、「世界初の糖鎖合成技術を用いた新たな挑戦になる」とアピールし、「これまで効果的な治療法がない細菌感染症向けのワクチン開発を目指す研究開発だ」と強調したという。

また、東京慈恵会医科大学の佐久間知佐子助教は「感染症媒介蚊の吸血を制御する口吻味覚基盤の包括的理解」という研究テーマを提案し、蚊が吸血行動を促進したり回避したりする味覚制御機構を解明し、蚊が媒体するマラリアやデング熱の予防などにつなげる展開を図る構えだ。

このほか、東北大学の常松友美助教は「ディープラーニングを用いたマウス夢見証明への挑戦」という研究テーマを提案し、ディープラーニングを用いてマウスの神経活動から画像を復元することで、夢の神経メカニズムなどからマウスが夢を見ることを証明する計画だという。

今回の採択に関しては、創発的研究支援事業運営委員会(委員長の西尾章治郎大阪大総長を含め委員8名)の傘下に、約900人の多様な専門家の書面審査、専門家による1次書面審査、2次書面審査、創発プログラムオフィサー(PO)・創発的研究支援事業アドバイザー(AD)による面接審査を経て、最終的に創発的研究支援事業運営委員会が総合審査して選出された。

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