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ThinkPad X1 NanoはモバイルノートPCの完成形だ

2021年02月17日13時50分 / 提供:マイナビニュース

●Nanoになっても超優秀キーボードは健在、ただしI/Oは最小限
レノボ・ジャパンはThinkPad史上最軽量の1kg切りボディーを実現した「ThinkPad X1 Nano」を2020年12月8日に発表、同日より販売開始しました。ThinkPadと言えば堅牢性やセキュリティー、そして極上のキーボードやタッチパッドに定評があります。しかし1kg切りボディーを実現するために、これらの美点が犠牲になっていないかちょっと心配。と言うわけで、ThinkPad最軽量ノートPCの実力をチェックしてみましょう!

○携帯性はシリーズで群を抜くも、インタフェースは最小限

ThinkPad X1 NanoはOSに「Windows 10 Home」または「Windows 10 Pro」、CPUに第11世代(Tiger Lake)の「Core i5-1130G7」(4コア8スレッド、最大4.00GHz)または「Core i7-1160G7」(4コア8スレッド、最大4.40GHz)を採用。メモリーは8GB/16GB(LPDDR4X 4266MHz)、ストレージは256GB/512GB/1TB(PCIe SSD)から選択可能です。

13インチディスプレイの解像度は2,160×1,350ドット、比率は16:10。マルチタッチ非対応ディスプレイと、プラス18,700円で選択できるマルチタッチ対応ディスプレイ(反射防止)が用意されていますが、450cd/平方mの輝度、sRGBカバー率100%の色域、Dolby Vision対応などのスペックは共通です。

インタフェースはThunderbolt 4(USB Type C 3.1 Gen2)×2、マイク・ヘッドフォンコンボジャック×1を用意。コンパクトさを追求するため、USB Type-AやHDMI端子、microSDメモリーカードスロットなどは省かれています。

通信機能はWi-Fi 6(11ax)、Bluetoothをサポート。またプラス18,700円で4G、プラス55,000円で5G対応のWWAN機能を搭載可能です。

生体認証は顔認証カメラ(IRカメラ)、指紋認証センサーをサポート。720pのHDカメラには物理的にレンズをふさぐ「ThinkShutter」が全モデルに装備されています。

本体サイズは292.8×207.7×13.87mm、重量は約907g~。48Whのリチウムイオンバッテリーが内蔵されており、バッテリー駆動時間は最大約22.8時間(JEITA2.0)と謳われています。

○キーボード&タッチパッドの操作感はほかのThinkPadシリーズと遜色なし

ThinkPad X1 Nanoのキーボードはキーピッチが18.5mm、キーストロークが1.35mm。ThinkPad X1 Carbonに比べるとキーピッチは狭く、キーストロークは浅くなっていますが、実際にタイピングしてみると打鍵感や打鍵音に差は感じません。個人的には最初に本製品に触れたときからフルスピードでタイピングできました。TrackPointポインティング・デバイス、タッチパッドの操作感もほかのThinkPadシリーズと遜色ないと思います。

ウェブカメラを物理的にふさぐカバー「ThinkShutter」はもはや珍しい装備ではないですが、ThinkPad X1 Nanoはカバー部分に赤い点が設けられており、閉じていることが一目でわかります。もちろんカメラをふさぐと、白色のステータスLEDも消灯されます。細かなところまで使い勝手に配慮されていますね。……ただ、720pのウェブカメラの画質は正直解像感が乏しいです。本製品に限りませんが、ビデオ会議の機会が増えているので、スマートフォンのインカメラに近い画質を望みたいところです。

ディスプレイの色域をカラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で計測したところ、カタログスペックとほぼ同等のsRGBカバー率99.2%という値が出ました。キーボード奥に内蔵されているスピーカーも超軽量モバイルノートPCとしてはハイレベルです。16:10の画面比率により実用面で注目されているThinkPad X1 Nanoですが、Dolby Vision、Dolby Atmosにも対応しており、ムービー、ミュージックプレーヤーとしても高い実力を備えています。

●Nanoだけど性能はX1、クリエイティブ系もサクサクこなす
○クリエイティブ系アプリもストレスなく利用できるパフォーマンス

今回ベンチマークを実施したところ、「PCMark 10 v2.1.2506」の総合スコアは4446、Essentialsは9248、Productivityは6016、Digital Content Creationは4289、PCMark 10 Modern Office Battery Lifeは12時間4分、「3DMark v2.16.7117」のTime Spyは1398、Fire Strikeは3878、「CINEBENCH R23.200」のCPU(Multi Core)は5121 pts、CPU(Single Core)は1317 pts、「CINEBENCH R15.0」のOpenGLは87.79 fps、CPUは871 cb、CPU(Single Core)は207 cb、「ファイナルファンタジ-XIV: 漆黒の反逆者 ベンチマ-ク」(1920×1080ドット、標準品質、ノ-トPC)のスコアは5568(とても快適)、「CrystalDiskMark 8.0.1」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は2483.904 MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は972.158 MB/sという結果になりました。クリエイティブ系アプリもストレスなく利用できるパフォーマンスを備えていると言えます。

なお、「CINEBENCH R23.200」実行中のCPU温度とクロック周波数の推移を計測したところ(室温22.2℃)、11秒後にクロック周波数が3591.7MHzに達したものの、CPU温度が97℃まで一気に上昇。その後CPU温度は95~98℃の高い水準で張り付いたまま、クロック周波数はじりじり下がっていき、最終的には2731.2MHzまで低下しました。つまり高負荷時に、クロック周波数が860.5MHzほど落ち込んだわけです。気温が高い季節に高負荷な処理を実行する際には、ノートPCクーラーなどを用意したほうがよさそうです。

○モバイルノートPCとして限りなく完成形に近いマシン

1kg切りのノートPCというと、たとえ堅牢性が確保されていたとしてもわずかなたわみに不安を感じることがありますが、ThinkPad X1 Nanoにはそれが「皆無」です。そして、見慣れたThinkPadシリーズの質感、フォルムを完全に継承しているからこそ、手に持つとイメージ以上に軽く感じます。なにせThinkPad X1 Nanoは、14型のThinkPad X1 Yogaより約183gも軽いのです。

使い勝手は従来シリーズと同等で、携帯性を高め、5Gモデルも選択可能なThinkPad X1 Nanoは、モバイルノートPCとして限りなく完成形に近いマシンだと思います。

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