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元国税芸人さんきゅう倉田の「役に立ちそうで立たない少し役に立つ金知識」 第188回 確定申告のよくある間違い - おお納税者よ、ミスをするとはなにごとじゃ

2021年02月10日14時00分 / 提供:マイナビニュース

国税局職員 さんきゅう倉田です。好きな耐用年数は「50年」です。

Clubhouseが流行の兆しを見せていますね。ルームには入りませんが、トップ画面に表示されるルーム名を見ると、サロンや怪しいビジネスにステルス的に勧誘されそうで辟易します。若い人たちには「儲かる話が聴けそうだ」と安易な気持ちを持たないでいただきたいです。

一方で、税務判例や国税庁のQ&Aについて討論するような有意義なルームもあって、目と耳が離せません。

さて、今回は確定申告のよくあるミスをまとめました。

なんとなく想定できるミスや自分自身が目にしたミスもありますが、国税局時代に個人課税部門に従事していた税理士の先生からも話を聞きました(個人課税部門とは、所得税の確定申告などを扱うところだよ)。
○配偶者控除と配偶者特別控除の両方を受けている

だいぶ昔は、両方受けられたと記憶していますが、現在はどちらかしか受けられません。制度をよく知らなくとも、パソコンやスマホで申告をすればシステム上そのような控除の適用はできませんが、紙で申告する方だと未だにそのようなミスがあるようです。

なお、改正によって、所得が1,000万円を超えているとどちらも受けられなくなりました。格差是正ですね。
○未成年は全員扶養控除の対象だと思っている

たしかに、未成年は親が扶養していますが、16歳未満の子供は所得税の扶養控除の対象ではありません。こちらも、パソコンやスマホで申告すれば、子供の年齢を入力するため、誤ることがないと思います。
○医療費控除の対象とならない医療費を加えている

どこまでが医療費控除の対象となるかは、確認している範囲ではずっと変わっていないと思います。ただ、たくさんあるので覚えられない方も多い。

医療費控除は支払った医療費が対象なので、お医者さんや病院に関係するものでも、ビタミン剤やコンタクトレンズ、ペットの治療は対象外です。
ふるさと納税の記載漏れ

ワンストップ特例を受けていても、確定申告をするなら確定申告書の寄付金控除の欄に記入しないといけません。

これは、確定申告の注意事項を記載した古今東西のありとあらゆる記事に書いてある王道のミスです。

○はんこを押していない

なんと、2021年4月から確定申告書に押印不要です。それに先んじて、今回の確定申告で押印していなくても、「押してください」と言われません。

もちろん、パソコンやスマホで申告する場合は押印できないので不要です。それらを印刷して郵送する場合も、押印不要です。
○管轄の税務署を間違えている

確定申告や税金の相談は、あなたの住んでいる地域の税務署か確定申告書作成会場で行います。管轄が違うと、基本的には受け付けてもらえません。例外もあって、提出だけなら可能だったり、確定申告の時期に限り柔軟に対応したりすることもあるようですが、管轄は調べましょう。
○基礎控除の金額を間違えている

基礎控除の金額が、納税者本人の合計食金額が2,400万円以下の場合は、48万円に変わりました。パソコンやスマホで申告をするなら問題ありませんが、紙に手書きの方はご注意ください。

また、所得が2,400万円超の方は、基礎控除が減ったりなくなったりするようになりました。
○寡夫控除や寡夫控除の変更、ひとり親控除の追加に対応できていない

寡夫控除がなくなり、ひとり親控除が追加されています。配偶者と離婚や死別をした方、ひとりで子育てをしている方はご確認ください。
○会社員は絶対還付になると思っている

何年か前、とある確定申告書作成会場に見学に行った際、ご夫婦でいらした納税者の方が申告書を提出するカウンターで暴れていらっしゃいました。還付になると聞いてやってきて、職員さんに言われるがままに申告書を紙で作成し、提出のときに「いくら還付になるの? 」と聞いて、その返事が「納税です」だったようです。

憤慨して、その場で申告書を破いておられました。「会社員はみんな還付だよ」とお友達に言われていたのかもしれません。

確定申告を苦手な方が、年に一回のイベントとして楽しんでもらえたら嬉しく思います。パソコンで自宅から申告するのがおすすめです。

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