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「ひとり情シス」実態調査- 中堅企業のIT人材不足の中でひとり情シスに変化

2021年02月01日11時45分 / 提供:マイナビニュース

ひとり情シス・ワーキンググループは1月27日、日本国内全ての中堅企業を対象に実施した、「ひとり情シス実態調査」と「中堅企業IT投資動向調査」の結果を発表した。

この調査は、2020年12月14日〜12月31日、従業員100名から500名までの独立系、大手企業グループ会社系の中堅企業のIT意思決定に関与する人を対象に実施したもの。

それによると、約半数の中堅企業が、来年度の景気状況を不安視しているものの、IT予算を増加する企業は38.2%であり、減少する企業の26.3%を上回っているという。同時に、「ひとり情シス」(社内の情報システムを一人で担当するスタッフ)を取り巻く環境にも変化が見られたという。

「ひとり情シス」企業自体は32.6%と微増であったが、「ふたり情シス」になった企業は13.2%、専任担当者が不在の「ゼロ情シス」に初めて「ひとり情シス」が現れた企業は14.7%となった。大手企業のグループ会社では、19.4%の企業で「ひとり情シス」が確認されたということだ。

「ひとり情シス」経験3年未満の「ジュニアひとり情シス」が21.3%存在することが判明し、73.4%は自分自身がスキル不足と認識しているが、58.7%がやりがいを感じているという。ユーザー系企業からスライドする「ひとり情シス」の転職は41.3%であった一方、ITベンダーからユーザー系企業への転職が急増し、転職者の51.7%を占めていたという。同社は、ITベンダーからユーザー系企業への転職が今後のトレンドになる可能性があるとみている。

また、「仕事内容に満足していない」、「現状の仕事内容に見合った給料を得ていない」、「モチベーションが低い」の3つの項目に該当するひとり情シスは24.8%と、実に1/4が悲惨な状況だが、「モチベーションが高い」は41.7%と「モチベーションが低い」27.3%を上回り、意欲や意識の高い「ひとり情シス」も存在し、両極の感情があることが判明した。

IT戦略の立案や基幹システムの開発、インフラ構築などマルチなスキルを保有する「スーパーひとり情シス」は14.3%存在する一方で、ベンダーとの取次業務やPCセットアップなどの支援がメインの「ひとりヘルプデスク」は27.2%存在。ただし「ひとりヘルプデスク」は情シスとして一般的な業務要件を満たしていない実情が明らかになった。

IT化やデジタル化にあたり経営層が「中期経営計画を組み込んでいる」、「社内にIT・デジタル化の具体的なメッセージを出している」企業は、「ひとり情シス」企業で11.4%、情シスが二人以上存在する企業でも14.8%ほどにとどまった。また、リモートワークを定常的運用している企業は12.8%、DXで効果を得ている企業はわずか10.3%に過ぎないことが判明した。

既に何らかのクラウドを利用している企業は68.1%、さらに今後サーバーをクラウドの方向で検討する企業は71.3%と、オンプレミスを利用している企業の18.3%を大きく上回り、コロナ禍での在宅勤務対応などにより、クラウド志向の中堅企業が急激に増加している実態が分かった。しかし、「ひとり情シス」企業のクラウドの利用率は中堅企業全般の平均より20%ほど低かったという。

IT人材不足を感じている企業は81.3%であったが、採用計画のある企業は15.8%と採用に慎重で、その結果、システム管理をサポートする外部委託企業(SIer)への委託業務が増加。「ほぼ全てを委託している」企業が18.3%、「約半分を委託している」企業が16.7%、「社内リソースを補う部分を委託している」企業が28.4%と、約63.4%の企業がSIer不在ではシステム管理に支障が出る実態が明らかになった。特に、「ひとり情シス」企業では、PC管理を外部委託することも多く、SIerへの依存度がさらに高いことも判明したということだ。

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