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育児アドバイザーに聞く、みんなの子育て相談室 第63回 子どもからの難しい質問にどう答えるべき?

2021年01月27日15時06分 / 提供:マイナビニュース

毎日のように怒ってしまう」「言うことを聞いてくれなくて困る」「夫(妻)と育児方針がかみ合わない」……などなど、育児に悩みは尽きません。特に、毎日忙しく過ごしている共働き夫婦なら尚更でしょう。

ここでは、育児中のマイナビニュース会員に"育児の悩み"についてアンケートを実施。寄せられたお悩みに対して"どのようにすべきか"を、NHKの育児番組でキャスターを務めた経験を持ち、現在は育児のセミナー講師や書籍執筆なども行っている天野ひかりさんに、アドバイスしてもらいます。

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多くのご家庭でおうち時間が長くなり、お子さんとのコミュニケーションをとる時間が増えていることでしょう。

そこで今回は、「子どもと一緒にニュースを見たり、新聞を読んだりしているのですが、時事問題などについて『これは、どういうこと?』と聞かれた時、私も知らないことも多く、どう答えていいのか困ります。どうすればいいでしょうか」というご相談に、親子コミュニケーションアドバイザーがお答えします。
○日頃からニュースを元に会話をしよう

親子で日々のニュースについてお話しできるなんて、とてもいい関係を築いていらっしゃるのだと思います。小さいころは、質問も可愛らしくて親も答えられるような内容だったのに、だんだん難しいことを質問するようになって、成長を感じますね。

政治や経済のこと、国際紛争の話になってくると、親も答えられるような簡単な問題ではありませんし、答えも一つではないでしょう。そんな時、親としてはどう答えたらいいのか悩みますね。

心にとめておいていただきたいこととして、子どもとの会話において、日頃からニュースを元に会話することは大切です。

<例>
親「アメリカの大統領が変わったね!」
子「トランプさんからバイデン大統領になったんだよ」
親「大統領が変わると何が変わるんだろうね?」

子どもが一人で見たり聴いたりするよりも、親子でそのことについて会話することで、子ども自身が内容を整理して考えを深めることができます。

最初は親から質問することの方が多いかもしれませんが、子どもから質問ができるようになるのは大きな成長です。そこで親としては、質問できるほど子どもが興味を持ったことに応えましょう。「そんなことも知らないの?」ではなく、「○○に興味を持つようになったんだね」です。
○正解を言おうとしなくても問題ない

小さいころは、「どうして雨が降るの?」「夕焼けはどうして赤いの?」と聞かれても「神様がみんなのために決めたのよ」なんて、ファンタジックに答えても納得していましたが、成長とともにそうはいきません。

しかし、基本は同じです。子どもは正解を知りたくて、親に質問しているわけではないからです。

「民主主義ってなに?」「どうして地震が発生するの?」「核の問題がなくならないのはなぜ?」など、大人でも難しい質問がくるかもしれません。とはいえ、正解が知りたいのであれば、ネットで検索すればいくらでも調べられますね。それを親に聞くのはなぜでしょうか?

一つには、それに興味を持った自分を認めて欲しいからです。親は子どもが興味をもったことについて、「そんな言葉よく知ってるね!」「学校で習ったの?」など、認める言葉をかけてあげましょう。

もう一つは、一般的にどのくらいの認知度かを知りたいからです。子どもは親の答え方でどれくらいみんなが知っていて当然なのかを判断します。

例えば、民主主義について聞かれた際、「一人が決めて命令するんじゃなくて、みんなで話し合って決めることだよ」とさらっと言われれば、みんな知ってて当然のことなんだなと思って学ぶかもしれません。

また、「国民が主権を持つ政治形態のこと」と言われれば、なんだか難しそうなことだなと思うでしょう。「難しいことはママにはわからないよ」と言われれば、じゃあ私が知らなくても恥ずかしいことじゃないと思って、安心するかもしれませんね。

親は、知らないことを知ってるかのように振る舞う必要はありませんし、正解を言う必要もないと思います。まずは、子どもと同じ立場に立つことが大切です。そうすれば子どもが安心して一歩進めることでしょう。
○子どもが納得するまでつきあう

その後で、子ども自身に納得のいく答えがわかるようにすればいいのです。

「みんなのことはみんなで決めようってことかな。クラスで出し物をどうするのか、みんなで話し合って多数決で決めるのもそうだよね」と、子どもの年齢にあった身近な例を挙げて話せば、理解もしやすいでしょう。

「ママはよくわからないから一緒に調べよう」と言って、わかるまで一緒に調べれば、親もわかりますし子どもも納得します。調べ方も教えられますし、わかるまで調べることの大切さも一緒に学ぶことができます。
○子どもに考えを聞いてみる

一方、親に質問したいことは、子ども自身が興味あることの裏返しなので、もしかしたら自分の考えを聞いて欲しいのかもしれません。

「あなたはどうしてだと思う?」「どんな時にそれが必要だと思う?」「ママはよくわからないから知っている範囲で教えて?」など、子どもの考えや知識を聞いてみることも大切です。待ってましたとばかりに目を輝かせてはなしてくれるかもしれません。

その場合は、子どもの意欲を削がないように、親が先回りをして答えを言わないように気をつけましょう。仮に子どもの答えや考えが間違っていたとしても、そのまま頷いて聴けるといいですね。繰り返しになりますが、子どもは話すことで自分の考えを整理しているからです。

「最初に言ってたことと違うよ」なんて揚げ足を取る必要はないと思います。会話をしながら、親も子も一緒に成長していきましょう。

天野ひかり あまのひかり ・親子コミュニケーションアドバイザー ・NPO法人親子コミュニケーションラボ代表理事 上智大卒。テレビ局アナウンサーを経てフリーに。NHK「すくすく子育て」キャスターとしての経験を生かし、全国の親子に寄り添いながら、講演会や講座、シンポジウム、企業セミナー講師など。 自身が立ち上げたNPO法人でも、子どもの自己肯定感を育てる親子のコミュニケーションを学ぶ教室「ことばでおやこみゅ教室」を主宰。 ■著書 ・Amazon子育てランキング1位のロングセラー 「子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ」サンクチュアリ出版 ・最新刊 「賢い子を育てる夫婦の会話」あさ出版 ほか。 この著者の記事一覧はこちら

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