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連ドラ3本掛け持ち! 森田甘路、夢だった飲食系役が集中「本当にありがたい」

2021年01月28日06時00分 / 提供:マイナビニュース

●「節操ない俳優に思われてしまう…」一抹の不安も
『江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~』(読売テレビ・日本テレビ系 毎週木曜23:59~)、『知ってるワイフ』(フジテレビ系 毎週木曜22:00~)、『ゲキカラドウ』(テレビ東京系 毎週水曜24:12~)と、この1月クールに放送されている連続ドラマに3本もレギュラー出演する、俳優の森田甘路。それぞれ撮影時期はずれており、新型コロナウイルスの影響で放送スケジュールが重なった結果だが、若きバイブレイヤーとして様々な作品に引っ張りだことなっている証拠だ。

偶然にも、3作とも飲食関係の役を演じているが、役者を志す原点となった作品もグルメ系のドラマだといい、「感慨深いものがあります」と喜びもひとしおの様子。

そんな森田に、同クール3本レギュラーという快挙をはじめ、食べる芝居での意識、役者を目指した経緯、今後の目標や人となりまで、たっぷりと話を聞いた――。

○■「#木曜日のカンロモリタ」を流行らせたい

――放送スケジュールのめぐり合わせもありますが、1クール3本の連ドラレギュラー出演には驚きました。これを聞いたときの心境はいかがでしたか?

最初2本が決まっていて、1本頂けるだけでもありがたいのに、2本というのも初めてだったんです。だから「1クールで2本も出ていいの?」って思ってマネージャーに相談したら、「実は3本目も協議中です」と言われて、ちょっと自分の予想を超えてきたのでびっくりしましたね。節操ない俳優に思われてしまう…という一抹の不安がありました。僕も、実際に1クールで3本も出てる俳優を見たことないですし。

――しかも、関東では暦の上で全部木曜日の放送です。

そうなんですよ! 「水曜日のカンパネラ」っていらっしゃるじゃないですか。だから「木曜日のカンロモリタ」って流行らせたいと思ってハッシュタグを作ろうとしたら、妻に「それはちょっとスベってるんじゃない?」と止められてしまって。

――いいじゃないですか! このインタビュー記事をTwitterで配信する際に「#木曜日のカンロモリタ」を付けさせていただきます。そんな木曜日は、これからも思い入れのある曜日になりそうですね。

1週間の中で好きな曜日が木曜なんです。あと1日頑張ったら世間的には休みになるし、木曜日はちょっと幸せな曜日というのが自分の中であったので、うれしいですね。

――ただ、このご時世だとOA翌日の金曜日に街で声をかけられるというのが難しいので、残念ですね。

そうですね。でも、今まであまり会わなかった大学時代の友達から久々に連絡が来たり、テレビを全く見ない人から「見たよー」と言われたり、身内からの反応は結構ありました。「お前見たら、1時間後にまたお前出てきたよ!」とも言われましたし(笑)。それが毎週続くというのは、ちょっと自分でも驚きですね。

――それぞれの役の職業が『江戸モアゼル』はカフェのバイトリーダー、『知ってるワイフ』は居酒屋経営の自営業、『ゲキカラドウ』は飲料メーカーのグルメ会社員で、「確定申告大変そう!」とTwitterでつぶやかれていました(笑)

副業は大丈夫なのかなとか、確定申告でどうやって申請すればいいんだろうと思って(笑)

○■「おいしそうに食べる」コツは…

――それにしても、この3つの役がいずれも飲食系というのもすごいですよね。

今までもそういう役は結構多くて、最近は特に、だいたい仕事中に何か食べている役が多いんです(笑)。「なんかおいしそうに食べるから」って言われますね。プライベートで料理するのも好きで、SNSにも上げているので、それが伝わっているのか…。とにかくキッチンに立つ役が多くて、カフェでも配膳じゃないんですよ。

――キッチンでの収まりが良いのでしょうか。

エプロン姿が似合うっていうことなんですかね(笑)? 最初に飲食系の役をもらったのが、『ショムニ2013』(フジテレビ)の居酒屋の店員役だったんです。そこから続いて1年に1回はキッチンに立ってます(笑)

――「おいしそうに食べる」と言われるということですが、何かコツや工夫などはあるのですか?

あまり考えてなくて、おいしいから食べてるだけなんですよね(笑)。僕自身食べるのが好きで、食には結構こだわるので、自然と上手な食べ方になってるのかなぁ。あと、食べる芝居って普通の食事とは違うので、きれいに食べなきゃいけないというのは意識しています。まずは箸をきれいに持つこと、それから汁が垂れないものを選んで食べてますね。

――食べながらセリフがあるときは、どれくらい口の中に入れるのかの加減が難しいという話を役者さんからよく聞くのですが、そのあたりはいかがですか?

僕はあまり気にしてないですね。口の中にいっぱいあっても、結構声が通るらしくて(笑)。もちろん飛び散ったりしないようにはしているんですけど、意外とモグモグ食べながらでもセリフが言えるんですよ。口の中が大きいんでしょうね。リスみたいにポケットに詰め込んでしゃべれるので。女優さんは口の中に入れすぎるとしゃべれないので、『ゲキカラドウ』で泉里香ちゃんは苦労してました。

――それじゃあアドバイスできないですね(笑)

●急に「4キロ太れ」と言われても対応可能

――「おいしそうに食べる」と見えるのは、体形のビジュアルの影響もあると思うのですが、そこの維持はどのようにされているのですか?

僕、結構増減が簡単にできるんですよ。急に「4キロ太れ」って言われても太れるんです。なぜか顔に出やすいんですよ。服って着太りしてるように見せることができるけど、僕は顔だけ太ることができるので、1週間の間に同じ人から「あれ痩せた?」とか「太った?」って言われることが多いんです。

――増量するときは、結構食べるのですか?

そうですね。あと、筋肉をつけるようにしています。食べすぎると「だるいなあ」となって体が不調なのが分かるので、ちゃんと運動して筋肉をつけて、健康的に太るようにしてますね。

――今回の3作品は撮影時期がずれていますが、調整は大変だったりしたのですか?

今回は特に体形の注文はなかったです。でも、『ゲキカラドウ』は激辛料理をオン・ザ・ライスするので、1回の撮影で米を3合くらい食べるんです。なので、そのときは体を壊さないように気をつけて、撮影現場の江古田から中野まで走って帰ったりしました。

――減量のときはどうされるのですか?

もう食べないです。食べないと、結構ドーンと痩せられるんです。

――代謝が良いのでしょうか。

詳しい人から聞くと、長い時間をかけて太ると戻すのもその分かかるけど、1週間で太ったら1週間で痩せられるらしいんです。だから、役で体形の注文があるとそういうふうにしています。

――去年の自粛期間中は、どのように体形を管理されていたのですか?

仕事が全くなくて、ただボーッとしてるのももったいないので、せっかくだからルーティーンを作ろうと思って、朝起きて運動して、水シャワーを浴びるというのをやっていました。そしたら見事に痩せてしまって、次の作品があるときに「マズい!」と思って(笑)

あとはいろいろ勉強も始めました。妻が自分でネイルをやっているんですけど、僕にも「やってみたら?」と言われて、ネイルの勉強を始めたんです。今、ネイル検定の3級を勉強中です。

――いつネイリスト役のオファーが来ても大丈夫ですね。

昔から手が器用で、プラモデルとか小さいものを作るのが好きだったんです。だから、ネイルは自分の中で今、熱いです。

――ほかに、バイプレイヤーとして心がけていることはありますか?

バイプレイヤーとしてですか……実は「バイプレイヤー」と言われたことが初めてなので、あまり考えたことがないです(笑)。でも、やっぱり現場の雰囲気を良くすることは、まず心がけますね。芝居以外のところでコミュニケーションをとって、関係を作って、相手の人が芝居しやすいようにするというのは意識しています。
○■大倉忠義・桐山照史・道枝駿佑…関西ジャニーズ連続共演

――それぞれ、共演される皆さんの印象も伺っていきたいのですが、『江戸モアゼル』の岡田結実さんはいかがですか?

まず20歳ということに驚きました。姪っ子が20歳なんですけど、比べちゃうとこんなにしっかりしてるのかと思いますね。コミュニケーション力もすごいですし、気遣いもできる子で、しっかりした子だなあというのが最初の印象でした。それで、仲良くなってみると結構イジってくれて、「あぁ、分かってるな僕のこと」って(笑)。でも、礼儀がちゃんとできるし、しゃべっていて気持ちいいですね。

――『知ってるワイフ』の大倉忠義さんはいかがでしょうか?

勝手に僕の中で、関ジャニ∞さんってみんなすごくしゃべる人っていうイメージなんですよ。でも、大倉さんは寡黙でマイペースな感じで。ただ、すごく笑い上戸でした。ちょっと物が倒れただけで笑うので、見ていてすごく和みましたね。全部に笑ってくれるので、楽しかったです。

――『ゲキカラドウ』の桐山照史さんは?

桐山くんは完璧ですね。コミュニケーション能力が高くて、スタッフさんにもちゃんと話しかけて現場の雰囲気を作ることを大事にされてるんだなと思いました。ツッコミがすごいので、僕がボケるとすぐ拾ってくれて、漫才みたいになってました(笑)

――皆さんそれぞれで現場の雰囲気を作る座長なのですね。

そうですね。皆さんの姿勢を見て、自分もこうやっていかないとなと勉強になりました。

――考えてみると、岡田さんも大倉さんも桐山さんも、全員関西出身ですね。

実は今度出る『Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-』の舞台で、なにわ男子の道枝(駿佑)くんと一緒なんです。だから今年、3世代の関西ジャニーズの方と共演させていただくことになって。本当にご縁がありますね。

●コントライブに出演していた学生時代

――役者を目指すきっかけというのは、何だったのですか?

昔から食べ物系のドラマをよく見ていて、『王様のレストラン』(フジ)とか大好きだったんですけど、きっかけとしては竹内結子さんの出ていた『ランチの女王』(同)ですね。高校1年くらいのときだったんですけど、「役者になりたい」というより、「この世界に行きたい」と思ったんです。それが今思うと、役者に興味を持った瞬間なのかもしれないです。あとは、エチュード(即興劇)みたいなことを中学校のときによくやっていて。

――演劇部に入っていたのですか?

いや、学校からの帰り際に即興コントをやってたんです。そういうのが好きな友達が多かったんですよ。そのときの幼なじみとよく絡んでたんですけど、大学生になったときにそいつから連絡があって、「今度舞台やるから見に来いよ」と言われて、その学生劇団を見に行ったのが初めてお金を払って見た演劇ですね。「なんか楽しそうだなあ」と思って、「出るか?」と言われたので、参加させてもらったんですよ。

――いよいよ舞台に立つわけですね。

でも、学生劇団って短命ですぐ解散しちゃうんですよ。その後に、幼なじみの彼から今度は「コンビ組んで一緒にコントやらないか?」と言われたんです。で、当時ラーメンズさんが所属していたトゥインクル・コーポレーションがやってた、学生でも参加できるライブに応募して出させてもらった時期がありました。20歳くらいのときですね。エレキコミックさんとかも出てたんですけど、昼の部で1位になって勝ち上がると夜の部に出られて、そこで半年くらいやらせてもらいました。

――そっちの方向に行ったんですか!

ところが、その幼なじみが役者で忙しくなってきて、ライブに出られなくなっちゃったんですよ。その彼は朝ドラの『なつぞら』にも出た田村健太郎という役者なんですけど、今所属している劇団ナイロン100℃を主宰してるケラリーノ・サンドロヴィッチさんの『どん底』という舞台に出ると言うので僕も見に行ったら、本当にすごくて。その後、古田新太さんとケラさんのユニットの公演を見て、「こんなにふざけていいのか」「すごい、なんだこれ!?」と、衝撃を受けたんです。そこに、ナイロンの新人オーディションのチラシが折り込まれていて、ちょっと受けてみようかなと思って参加したら、受かっちゃったんです。

でも当時大学生で、ちょうど就活をしてたんですよ。内々定が決まってる会社もあって、劇団とどちらを選ぼうか天秤にかけて、自分の中で「どっちが珍しい人生を歩めるか」と考えて、こっち(役者)になっちゃったんです。大学まで行かせてもらったのに、自分は親不孝だと思いましたけど一念発起して「やらせてくれ!」と言って。それで今に至ります。

○■芸名「甘路」の由来は…

――「森田甘路」という芸名は、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんに命名されたんですよね。

研修生から劇団員に上がるタイミングで、新年のあいさつとともに、自分の下の名前が芸名で書いてあって、「今日から君は“甘路”だ」って(笑)

――その名前の由来は?

結局今でも聞けずじまいなんですよ(笑)。僕、本名は「完」と書いて「ゆたか」と読むんですけど、家族以外に読める人がいなくて、だいたいあだ名で「かんちゃん」とか「かん」とか言われていて、たぶんそこの語感からつけたのかなというのが僕の推測なんですけど…。でも、周りから「似合ってる」と結構評判が良かったので、そんなに深く考えずに受け入れてしまったという感じですね。

――たけし軍団と一緒ですね。師匠から「お前は今日からこれだ」と問答無用で命名される感じ(笑)

そうですね、たけし軍団方式です。これはあんまり逆らわないほうがいいなと思いましたから(笑)

――でも考えてみると、『ランチの女王』から食べ物系の世界に憧れて、その役が次々に舞い込んで、この1月クールではどれも食べ物関連の役柄で、まさに夢がかなった形ですね。

本当にそうなんですよ! シェフ役とかをやりたかったので、感慨深いものがありますね。本当にありがたいです。

○■松田優作の“食べ方”にあこがれ

――あこがれの役者さんなどはいらっしゃいますか?

食べる芝居で、「この人すごいなあ」と思ったのは、松田優作さんです。お芝居も好きなんですけど、食べている姿を見たときに「本当に食べてるな」と思ったんです。芝居で食べてるんじゃなくて、「食らってる」という感じ。むさぼるように食って、自分の血肉にしてるような印象を受けたんですよ。『蘇える金狼』とか『家族ゲーム』を見たときに、おいしそうな表情をしていないのにうまそうなんです。松田優作さんの食べ方が、目指すべきところなのかなと思いましたね。

あと、ユースケ・サンタマリアさんと共演したいとずっと思っていて、それが、最近かないました。『踊る大捜査線』が好きなので、女優さんだと深津絵里さんといつか一緒にお芝居したいなと思いますね。

――今年は1クール3本レギュラー出演という絶好のスタートを切られましたが、今後の目標を教えてください。

具体的になっちゃいますけど……朝ドラに出たいです。1回呼ばれてチョロっと出たことはあるんですけど、今までオーディションを受けてきて、全滅してるんですよ。うちのおふくろとか喜ぶだろうなあと思って、いつか出てみたいですね。

――いろいろお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。今後さらなるご活躍を期待しています。1クール4本とか(笑)

行っちゃいましょうか! もう5本、6本と目指したいと思います(笑)

●森田甘路1986年生まれ、東京都出身。08年、劇団ナイロン100℃の新人オーディションに合格し、研究生を経て10年に劇団員昇格。『モテキ』『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』『突然ですが、明日結婚します』『知らなくていいコト』などのドラマに出演し、16年に配信されたHulu『でぶせん』ではドラマ初主演を務めた。21年1月期は『江戸モアゼル~令和で恋、いたしんす。~』『知ってるワイフ』『ゲキカラドウ』と3本の連ドラにレギュラー出演。1月29日公開の映画『名も無き世界のエンドロール』、3月29日から上演の舞台『Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-』が控える。

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