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お絵かきのときだけサッと使える“iPadの下敷き”「エレコム iPad用着脱式ペーパーライクフィルム」レビュー

2021年01月22日11時04分 / 提供:マイナビニュース

Apple Pencilと描画アプリの進化で、iPadで絵を描く人も増えています。時間をかけて描きこむとなると、気になってくるのが「描き心地」です。

多くの人が慣れ親しんでいる紙とペンに比べると、iPadの画面はつるつるしていて、思ったように線が引けないこともあるかもしれません。

ペン先の滑りが気になる場合、紙のような適度な摩擦を与える「ペーパーライクフィルム」を画面に貼ると、紙とペンのような感触に近づけることができます。

さまざまなメーカーから発売されていますが、2020年1月に発表されたエレコムの「iPad用着脱式ペーパーライクフィルム」(以下、着脱式ペーパーライクフィルム)は、ペーパーライクフィルムが持つ弱点を解消してくれそうな特徴で注目を集めています。

実際の使い心地はどうなのか、さっそく試してみました!
ペーパーライクフィルムの弱点って?

iPadで紙のような描き心地を再現するペーパーライクフィルム。紙のような、ということは、通常の画面よりざらざらしているということ。iPadでお絵かきだけをする人は少なく、調べものやゲーム、写真撮影など他の用途でも使うかと思います。ペンではちょうどいい摩擦も、指で長時間触っていると地味ながらストレスがたまってしまいます。

もうひとつの弱点は、画面で表示される色合いが変わってしまうこと。こちらは絵を描く人だけでなく、写真を加工する人にとっても致命傷。別のモニターで色の確認をするとなれば、iPadで作業する手軽さの意味が半減してしまいます。

「iPad用着脱式ペーパーライクフィルム」が注目されているのは、必要なときだけつけて、iPadを指で操作したいときや、画面の色味を見たいときには外すという使い方が可能になるから。とはいえ、本当に画面に固定できるのか、取り外しは簡単なのか気になるところ。さっそく詳しく見ていきましょう。
貼ってはがせる手軽さは魅力、固定力も上々

エレコムの「iPad用着脱式ペーパーライクフィルム」が画期的なのは、商品名のとおり「貼ってはがせる」こと。対応機種は以下の通りで、価格は税別2,480円~3,180円(大判サイズほど高価)。2021年1月21日現在、エレコムの既存のペーパーライクフィルムより平均して約1,000円ほど高い値段設定です。

iPad mini 2019年モデル
iPad 10.2インチ 2020年モデル
iPad Air(第4世代)
iPad Pro 12.9インチ 2020年春モデル用

iPad用着脱式ペーパーライクフィルムは、フィルムの長辺に、表面に微細な吸盤がある素材「ナノサクション」が取りつけられていて、その部分に画面を吸着させて固定します。吸盤は目に見えないサイズで、フィルムを画面に乗せて黒い部分(ナノサクション面)をさっとなでるように押さえるだけで固定されました。

貼るときは一瞬、はがすときは体感3秒くらい。貼るときはまったく意識しませんでしたが、はがすときはごく小さな吸盤がはがれる手ごたえがあります。取り回しの手軽さはシールタイプとは比べ物になりません。

iPad用着脱式ペーパーライクフィルムは、一般的な画面保護フィルムより硬く、薄手の下敷きに近い硬さがあります。つけ外しを前提にしているところからも、iPad用の下敷きのような立ち位置のアイテムだと感じました。

小一時間使っていてもズレることはまったくなく、お絵かきに集中できました。筆圧検知が鈍ることはなく、文字でいうところの止めや払いの感覚、絵なら線の入り抜きもしっかり追随します。モルモットの絵のヒゲの線を見てもらえると、それがわかりやすいかもしれません。色塗りに使ったエアブラシの強弱もつけやすかったです。

フィルムを付ける前の画面だと、ペン先を止めようとしてもわずかに位置がズレがちだったのですが、ペーパーライクフィルムを使うとそれがなくなり、思った通りの筆運びができました。

これは筆者のうっかりミスですが、別のアプリに切り替えようとしたとき、フィルムの天地を間違えていて切り込みに指が引っ掛かったので、カメラを避ける切り込みの位置は取り付けるときにその都度確認しましょう。

摩擦はやや弱めでペン先の摩耗を抑える「ケント紙」タイプと、摩擦が強めでしっかりした描き心地の「上質紙」タイプの2種展開。個々人の筆圧やペンの握り方などに左右される、完全に好みの領域ではありますが、個人的にはケント紙タイプのほうが、ペン先が適度にすべって描きやすかったです。
取り外しやすい分、画面の保護には不向き

着脱式ペーパーライクフィルムは異色の固定方法ながら、パッケージの注意書きを読む限り、ジャンルとしては画面保護フィルムになるようです。

貼り付ける面が2辺のみなので、貼りつけたまま長時間使っていると、すき間からホコリが入っていることがありました。かといって、4辺とも吸着面になっているとつけはずしの手軽さが失われそうなので、取り回しを重視した設計なのでしょう。

また、このフィルムをつけたままカバンに入れて持ち運ぶような使い方を、エレコムは推奨していません。試しにカバンの中に入れてはみたものの、短辺は固定されていないこともあり、移動中にかかった力でフィルムが損傷してしまいそうでした。

あえて着脱式のペーパーライクフィルムを選ぶとしたら、iPadをお絵かき以外の用途で使うときは外したい人が多数かと思います。画面が傷つくのを防ぎたいなら、保護フィルムは別途用意したほうが無難です。

説明書では「画面保護フィルムをつけた上からiPad用着脱式ペーパーライクフィルムを貼るのは非推奨」でしたが、試しに画面保護フィルムを貼ってからiPadに着脱式ペーパーライクフィルムを貼ってみたところ、問題なく固定できました。

フィルム同士の相性によっては「タッチ性能に影響が出る」こともあるとのこと。相性が事前にわからず、賭けになるのはつらいところですが、必要なときだけペーパーライクフィルムを使える利便性には代えがたいものがある、というのが正直な感想です。
対応していないiPadでも使える?

ここまでは公式に対応サイズが販売されているiPad Air 第4世代で試してきましたが、iPadは長く使えるデバイスなので、対応機種一覧に自分の手持ちのiPadがない人もいるかと思います。

そこで、筆者が前に使っていたiPad 第6世代(9.7インチ)でも、着脱式ペーパーライクフィルムを試してみました。販売終了品ですが、Apple Pencil(初代)に対応しています。

着脱式ペーパーライクフィルムの対応機種は、現在Apple Storeや家電量販店で販売中のiPadのラインアップとなっていて、iPad 第6世代(9.7インチ)にぴったり合うものはありません。

そこで、iPad 第6世代の画面より小さいiPad mini 2019年モデル(7.9インチ)と、やや大きいiPad 10.2インチ 2020年モデルをそれぞれつけてみました。

結果は見ての通り。「描けた!!」とうっすら画面には書いたものの、フィルムが貼れている範囲がまさに帯に短したすきに長し、といった状態……。大きいほうはズレこそしないものの吸着面が画面から片方はみ出していて、固定に不安があります。小さいほうは見ての通り、書ける範囲が狭くなってしまい、快適とは言えな使い心地でした。

ペン先の感知は問題なかったので、旧機種でも画面の大きさがフィルムと同一、あるいは近ければ、お絵かき用途には使えそうです。iPad 第6世代に限っていえば、フィルムのラインアップとサイズが上手く合わなかったため、導入はやめておいたほうが無難かもしれません。

画面のサイズが大きく違わない場合でも、カメラやホームボタンを避けるための穴がズレてしまうのは難点ですが、どうしてもジャマになるときにフィルムを取ってしまえばいいので、そこは着脱式の大きな利点です。
○手持ちのiPadにサイズが合うならかなりアリ!

今回じっくり試してみて、Apple Pencilでのお絵かきにペーパーライクフィルムがあると、アナログのお絵かきにかなり近い体験になり、集中して取り組めると感じました。もちろん、メモ用途でApple Pencilを使う場合でも、紙のノートとペンのような感触で使えます。

iPadでお絵かきしている、あるいはこれからチャレンジしたい人は、手元にあるiPadの画面の大きさにフィットするのであれば、ぜひ一度触れてみてほしいと思えるアイテムでした。

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