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円の行方、ドルの行方 第271回 相場にストレスはつきもの

2021年01月11日07時00分 / 提供:マイナビニュース

相場には、ストレスはつきものです。

それは、ポジションがアゲンスト(不利)になっている時ばかりではなく、ポジションがフェーバー(有利)になっている時、そしてポジション・スクエア(ポジションなし)の時ですらストレスを感じるものです。

ポジションがどっぷりとアゲンストになっている時は、評価損益上の大きなロスがあるためストレスを感じるのは当たり前と言えば当たり前です。

評価損益: たとえば、今のレートで、ポジションを手仕舞ったらどれだけの損益が出るかという、あくまでも仮の損益です。損益は、確定してはじめて、実際の損益になります。

一方、ポジションがフェーバーになっている時でも、少しでももっと儲けたいと思うがために、折角「良いレート」だなと思っていながら利食わず、チャンスを逃しながら、ポジションを持っているとストレスがたまります。

また、ポジション・スクエアであっても、ここでポジションを持っていないと儲け損なうかもしれないという強迫観念からストレスはたまるものです。

ストレスが軽減したり解消するには、今お話ししたことの逆をすることが良いと思います。

まず、勝ったポジションはそれほどアゲンストにはならないものですから、どっぷりアゲンストになるまでポジションを持たず、これは相場の見方を誤ったと思えば、さっさと閉じて、次のタイミングを待つことです。

ポジションがフェーバーになったらどんどん利食うことです。

特に「良いレート」と思えば、迷わず利食うことが良い結果を生みやすいと思います。

「良いレート」については、後で詳述します。

ポジション・スクエアは、「休む時」ですので、いったん相場から離れることが大切です。

しかし、儲け損なう恐怖をどうしても感じるなら、実際ポジションを持ってみることです。

儲け損なう恐怖: 「ここで、儲けずしてどこで儲ける」的な恐怖とか焦りから、相場に飛び込んでしまうこと。

ポジションを持ってみて、どうも違うと思えば、さっさとやめて、今度こそ「休む」ことです。

このように、やり様によって、ストレスを軽減することはできます。

未練や執着しないことが大切です。

さて、「良いレート」ついて、詳しく触れてみたいと思います。

相場を見ていて、良い(いい)レートだと感じることがよくあります。

それを素直に叩くと、結構な確率でフェーバーになったり、良い利食い場になったりします。

逆に、良いレートだと思いながらも、「この水準はまだまだ自分が利食う目標レベルではない」とか、「もう少ししたら、席を外さなければならない」といった言い訳をして、プライスを叩かないでいると、後で大きく後悔することになることが結構あります。

良いレートと感じるからプライスを叩くなど、あまりにも非科学的でつきあいきれないと思う方も多いかと思います。

しかし、経験の積み重ねによって、相場のリズムのようなものが身につき、実際に良いレートと感じるようなものだと思っています。

相場では、こうした言ってみれば動物的な勘というものが大事です。

良い場合より、むしろ悪い状況に直面するかもしれない時に、事前にリスクを感じるようになることが大切です。

私の場合、特にインターバンクのトレーダーをやっていた時に、その勘が磨かれました。

人により、どういう風に感じるかは違うと思いますが、私は背筋に悪寒が走ったり、頭の片面が突っ張ったような感じがしたりします。

経験度が長ければ、リスクに対する感覚が研ぎ澄まされてくることは確かです。

しかし、経験度が浅くても、持って生まれた五感が、リスクを教えてくれると、個人的には考えています。

大事なことは、こうした五感のサインを、無視したり、あえて否定しないことだと思います。

ストラテジスト 水上紀行 バーニャ マーケット フォーカスト代表。1978年三和銀行(現、三菱UFJ銀行)入行。1983年よりロンドン、東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。 東京外国為替市場で「三和水上」の名を轟かす。1995年より在日外銀において為替ディーラー及び外国為替部長として要職を経て、現在、外国為替ストラテジストとして広く活躍中。長年の経験と知識に基づく精度の高い相場予測には定評がある。なお、長年FXに携わって得た経験と知識をもとにした初の著書『ガッツリ稼いで図太く生き残る! FX』が2016年1月21日に発売された。詳しくはこちら。 この著者の記事一覧はこちら

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